07/03/30 南崎遊歩道、母島航路、そして父島


070415追記
赤字は嬉しかった種、注目種を示しています。
緑字は小笠原の固有種、固有亜種を示しています。
青字は小笠原で問題になっている外来種を示しています。

前日の夜、僕たちは赤いおじさんに電話をした。
赤いおじさんは、僕たちの「南崎に行きたいのだけど足がないから車で連れてって」という無謀なお願いを快く受け入れてくれた。

…そして、次の日の朝。また赤いおじさんと遭遇した。約束の時間よりずっと前なのに。
…でも、せっかくだからと旧へリポートというところに車で連れて行ってもらった。でもそれが良かった。
旧へリポートに着くと数羽のムナグロがいた。
しかし、見渡すと何かが草の上からやや小さい鳥が2つ顔を出したのを発見。でもすぐ消えた。

…出てこない
疑われる僕。
挙句に、ムナグロだったんじゃない?とか言われる。でも小さかったのに!
…まだ待つ
そのとき、赤いおじさんが何かが飛び立つを見ていた。
そして電線に止まった。
おじさん「ムクドリだなぁ」
確かに、スコープで入れるとただのムクドリ。
でももう1羽いる。
隣で、「ん、コムクドリ?」の声。
スコープに僕もようやく入った。
現れたのがこいつ↓
ギンムクドリ
コムクドリなんかじゃない!
脳内サイレンが鳴りだした!

父さん、見たことのないムクドリがいます(笑)!
フィールドガイドをひっぺがえすとすぐに見つかった。いやぁ~ギンムクドリには驚いた。
【県 名】 東京都
【市町村】 小笠原村
【場 所】 母島、港周辺、旧ヘリポート
【年月日】 2007年3月30日(金)
【時 刻】 5:50~7:20
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで、オカP、imeko、カンダ、赤いおじさん
【環 境】 離島
【観察種】

  1. カツオドリ           10. バン                 19. イソヒヨドリ
2. ダイサギ             11. ムナグロ             20. トラツグミC
3. チュウサギ           12. ダイゼン             21. オガサワラハシナガウグイス
4. コサギ               13. キョウジョシギ(15)   22. メジロ
5. アオサギ             14. タカブシギ(1)        23. ハハジマメグロ
6. ヒドリガモ(♂1)      15. イソシギ             24. ギンムクドリ(♀1)
7. オナガガモ(♂1, ♀2) 16. オオセグロカモメ     25. ムクドリ(1)
8. オガサワラノスリ     17. ツバメ
9. チョウゲンボウ       18. オガサワラヒヨドリ

【雑 記】
早朝に前日と同じコースを散歩しようとしていたら、また赤いおじさんに遭遇した。せっかくなので、歩くとすこし時間のかかる旧ヘリポートまで車で連れて行ってもらった。
着くと、数羽のムナグロとムクドリ類が2羽がいた。ギンムクドリはムクドリと共に採餌したり電線にとまったりしていた。
カツオドリ@鰹鳥島
カツオドリ@鰹鳥島
【県 名】 東京都
【市町村】 小笠原村
【場 所】 母島、南崎遊歩道
【年月日】 2007年3月30日(金)
【時 刻】 8:35~12:02
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで、オカP、imeko、カンダ
【環 境】 離島
【観察種】

  1. クロアシアホウドリ(2)  4. イソヒヨドリ   7. ハハジマメグロ
2. カツオドリ             5. オガサワラハシナガウグイスS
3. オガサワラヒヨドリ     6. メジロ
番外. ザトウクジラ

【雑 記】
赤いおじさんに南崎遊歩道まで連れて行ってもらった。赤いおじさんに植物のことを教えてもらいながら小富士まで登った。鰹鳥島で繁殖するカツオドリ、至近距離で見れたクロアシアホウドリやザトウクジラを十分に楽しんだ。しかし、残念ながらオガサワラカワラヒワはで出なかった。
【場 所】 母島航路(母島→父島)
【年月日】 2007年3月30日(金)
【時 刻】 14:00~16:10
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで、オカP、imeko、カンダ
【環 境】 航路
【観察種】

  1. コアホウドリ(1)        4. オナガミズナギドリ     7. オオグンカンドリ?(♀1)
2. クロアシアホウドリ(2)  5. セグロミズナギドリ(1)  8. トウゾクカモメ(1)
3. オオミズナギドリ(10)   6. カツオドリ           9. クロアジサシ(4)
参考. ヒメミズナギドリ?  番外. ザトウクジラ

【備 考】
ヒメミズナギドリ?は参考記録。行動はセグロミズナギドリと同様に早いはばたきと滑空を繰り返していた。しかし、顔が明らかに白く、翼下面に黒い縁取りが見えなかった。識別には海鳥識別ハンドブックを参照した。本当に、この2つの特徴だけでヒメミズナギドリにしていいのかは僕にはわかりません。ただ、4人ともの見た感想はセグロミズナギドリなんだけど「顔が白い」であった。070414追記、この記録は070401の間違いでした。訂正します。
グンカンドリsp.は遠方ミズナギドリ類の上空かなり高いところを飛んでいた。顔の模様からオオグンカンドリの♀と思われる。
【県 名】 東京都
【市町村】 小笠原村
【場 所】 父島、二見港周辺
【年月日】 2007年3月30日(金)
【時 刻】 16:20~17:45
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで、オカP、imeko、カンダ
【環 境】 離島
【観察種】

  1. カツオドリ(2)       5. キョウジョシギ(8)     9. オガサワラハシナガウグイスS
2. シロチドリ(1)       6. オオセグロカモメ(2)  10. メジロ
3. メダイチドリ(4)     7. オガサワラヒヨドリ
4. ムナグロ(20)        8. イソヒヨドリ

【雑 記】
船からシギ・チドリ類が見えたので探しにいった。ネイチャーセンターも途中であったので寄ったが、鳥情報はあまりなく、スタッフの方も詳しい人はいなかった。父島ではザトウクジラが生き物のメインなのであろう。
刺身定食
とうとう…刺身定食!
唯一の店でのまともな食事。ウミガメの郷土料理もおいしくいただきました。店の主人とタコノキの実を漬けた「タコの実酒」がgoodでしたね(写真左上)。

07/03/29 乳房山登山、素もぐりin母島


070415追記
赤字は嬉しかった種、注目種を示しています。
緑字は小笠原の固有種、固有亜種を示しています。
青字は小笠原で問題になっている外来種を示しています。

前日「赤いおじさん」に教えてもらったスポットに行ってみたら、また「赤いおじさん」に遭遇した。同じ服を着ていた。
【県 名】 東京都
【市町村】 小笠原村
【場 所】 母島、沖港周辺
【年月日】 2007年3月29日(木)
【時 刻】 5:45~7:00
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで、おかP、imeko、カンダ
【環 境】 離島
【観察種】

  1. カツオドリ            7. バン(1)              13. トラツグミC
2. ダイサギ(1)           8. ムナグロ             14. オガサワラハシナガウグイスS
3. コサギ                9. イソシギ(1)          15. メジロ
4. アオサギ(1)          10. オオセグロカモメ(1)  16. ハハジマメグロ
5. ヒドリガモ(1)        11. オガサワラヒヨドリ
6. オナガガモ(2)        12. イソヒヨドリ
番外. アフリカマイマイ

前日の残りのシチューとパンで朝食を取った後、乳房山登山へ向かった。
【県 名】 東京都
【市町村】 小笠原村
【場 所】 母島、乳房山
【年月日】 2007年3月29日(木)
【時 刻】 8:10~14:10
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで、おかP、imeko、カンダ
【環 境】 離島
【観察種】

  1. コサギ                5. オガサワラヒヨドリ            9. メジロ
2. オガサワラノスリ      6. イソヒヨドリ                 10. ハハジマメグロ
3. チョウゲンボウ(1)     7. トラツグミC
4. ツバメ                8. オガサワラハシナガウグイス
番外. ザトウクジラオガサワラトカゲグリーンアノールオオヒキガエル

【雑 記】
乳房山の登山道を、植物を見ながらゆっくり回った。アカガシラカラスバトは声も聞けなかったが、ハハジマメグロを十分すぎるほど堪能。
山頂の展望台からは、ザトウクジラをよく観察できた。休憩していると、大学の先生方とライターの一行が登ってきた。地質の立場か見た小笠原について、いろいろ教えてもらった。
登山道にて、謎の哺乳類の毛と皮を発見。クマネズミかなぁ?茶色の毛が混ざっていた点が気になる。オオコウモリでないことを願う。住宅地に戻ってから、今度はハツカネズミの死体を発見。
ウグイス
オガサワラハシナガウグイス。この子もれっきとした亜種。
そして、僕らは海へと向かった。
【県 名】 東京都
【市町村】 小笠原村
【場 所】 母島、沖港周辺~御幸の浜
【年月日】 2007年3月29日(木)
【時 刻】 14:20~17:40
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで、おかP、imeko、カンダ
【環 境】 離島
【観察種】

  1. ダイサギ              5. ダイゼン(1)           9. イソヒヨドリ
2. コサギ                6. オオセグロカモメ     10. オガサワラハシナガウグイス
3. アオサギ              7. ツバメ               11. メジロ
4. ムナグロ              8. オガサワラヒヨドリ   12. ハハジマメグロ

【雑 記】
御幸の浜へ泳ぎに行った。砂浜かと思っていたら、ごつごつとした岩場であった。まだ3月であったが泳いでも寒くなく、人も他にいないし非常に気持ちが良かった。サンゴと熱帯(?)の魚たちを確認。
帰り道に、ラム酒を買いに工場へ行ったが、やっていなかった。残念。…でも、商店で普通にゲットできた。
住宅地に戻ってきたら、また「赤いおじさん」に会った。同じ服を着ていた…。
そしてその夜、食後のラム酒を堪能し、僕たちはついに「赤いおじさん」に禁断のベルを鳴らしたのである

07/03/28 母島航路


070415追記
赤字は嬉しかった種、注目種を示しています。
緑字は小笠原の固有種、固有亜種を示しています。
青字は小笠原で問題になっている外来種を示しています。

父島
ようやく島が見えた!
【場 所】 小笠原航路2日目(竹芝桟橋→父島)
【年月日】 2007年3月28日(水)
【時 刻】 10:00~11:45
【天 候】 曇、強風、高波
【観察者】 だいもで
【環 境】 航路
【観察種】

  1. クロアシアホウドリ(2) 3. カツオドリ
2. オナガミズナギドリ    4. カモメsp.(オオセグロカモメ?)

【備 考】
強風&波が高いために早朝~11:15まで外に出してもらえなかった。そのため、それまでは窓越しに観察…
後輩は、オオミズナギドリ、ハイイイロミズナギドリ、オーストンウミツバメ?を見たらしいが、僕は未確認。
とにかく、父島に無事到着し、陸ってすばらしいことを実感!これからまた船に乗るのが恨めしい…
カンダさんは顔が真っ青で心配でした。
【場 所】 母島航路(父島→母島)
【年月日】 2007年3月28日(水)
【時 刻】 12:50~15:15
【天 候】 曇→晴
【観察者】 だいもで、オカP、imeko、カンダ
【環 境】 航路
【観察種】

  1. クロアシアホウドリ(2) 4. コミズナギドリ?(1)      7. カツオドリ
2. オオミズナギドリ(20)  5. コシジロウミツバメ(5)
3. オナガミズナギドリ    6. クロウミツバメ(15)
番外. ザトウクジラ

【雑 記】
クロウミツバメは中盤からずっと船の後方ついてきた。荒波の合間にクロウミツバメに混ざりコシジロウミツバメ。
オナガミズナギドリはザトウクジラ付近に多数が舞っていた。
コミズナギドリ?は父島目前で出現、黒い小型のミズナギドリで滑空していた。
母島航路①
ははじま丸にて
赤いおじさん
ようやく母島の港に到着…
後から見返して、この時点で「赤いおじさん」がいることを確認!
この時にはまだ、僕たちと赤いおじさんに接点があろうなんて想像だにしなかったのである。

【県 名】 東京都
【市町村】 小笠原村
【場 所】 母島、港周辺
【年月日】 2007年3月28日(水)
【時 刻】 15:15~18:00
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで、オカP、imeko、カンダ、赤いおじさん
【環 境】 離島
【観察種】

  1. カツオドリ(3)         7. チョウゲンボウ(1)    13. オオセグロカモメ(1)
2. ダイサギ(1)           8. バン(1)              14. ツバメ(15)
3. コサギ(3)             9. ムナグロ(20)         15. オガサワラヒヨドリ
4. ヒドリガモ(1)        10. キョウジョシギ(15)   16. イソヒヨドリ
5. オナガガモ(2)        11. タカブシギ(1)        17. オガサワラハシナガウグイスS
6. オガサワラノスリ(1)  12. イソシギ(1)          18. メジロ

とりあえずこの日は夕暮れに、赤いおじさんの車に乗って鳥見ポイントを教えてもらった。

07/03/27 小笠原に向け出発!


070415追記
赤字は嬉しかった種、注目種を示しています。
緑字は小笠原の固有種、固有亜種を示しています。
青字は小笠原で問題になっている外来種を示しています。

第6台場

竹芝桟橋を出てすぐに、第6台場を通過。うーちゃんが元気よく繁殖している模様☆
【場 所】 小笠原航路(竹芝桟橋→父島)
【年月日】 2007年3月27日(火)
【時 刻】 10:00~18:00
【天 候】 曇
【観察者】 だいもで、おかP、imeko、カンダ
【環 境】 航路
【観察種】

  1. カンムリカイツブリ       7. カワウ               13. オオセグロカモメ
2. アホウドリ(1)            8. マガモ               14. カモメ
3. クロアシアホウドリ(2)    9. スズガモ             15. ウミネコ
4. オオミズナギドリ        10. トビ                 16. ハシブトガラス
5. ハシボソミズナギドリ(1) 11. ユリカモメ
6. オーストンウミツバメ    12. セグロカモメ

魂を抜かれた

そして、女性陣は初日にして魂を抜かれていた…まだまだ船は続くのに。。。

里海とクジラ


「里山」があれば当然「里海」もあります。人々が当たり前のように利用してきた海。そんな里海にスポットライトをあてたシンポジウムです。
時間のある人はぜひどーぞ!クジラに詳しくなりましょい☆
転送大歓迎!
里山シンポジウム

:::::::::::::::::::::::::::
第四回里山シンポジウム野生動物分科会
「里海とクジラ」
~ホエールウオッチングにいこう!~
主催:里山シンポジウム実行委員会野生動物分科会
共催:国際動物福祉基金(IFAW)
後援:あるぽらん89 イルカ・クジラアクションネットワーク エルザ自然保護の

   かけこみ亭 関西野生生物研究所 地球生物会議 千葉どうぶつ共生条例制定
プロジェク
   ト実行委員会 中村デザイン事務所 なまえのない新聞 ひげとしっぽ移動ど
うぶつ病    院 森のココペリ(以上五十音順)
日時:4月7日(土曜日)午後1時~5時
場所:千葉県立中央博物館 講堂
参加費無料
プログラム
12:30 受付開始
13:00 開会  (司会 石山 大:東京農工大獣医学科6年)
13:00~13:10 挨拶と経過説明
   (中野真樹子:野生動物分科会代表)
13:10~14:00 
   「銚子沖の鯨類について」
   (宮内幸雄:銚子海洋研究所 所長  フリッパー号船長)
14:00~14:40
   「世界のホエール・ウオッチング、歴史と現状」
   (舟橋直子:IFAW〔国際動物福祉基金〕ジャパン事務局長)
14:40~14:50  休憩
14:50~15:50
   「漁師にとって、ウオッチングこそが現代、未来のイルカ・クジラ漁である」
   (石井泉:城ヶ崎イルカ・クジラ・ネイチャーウオッチングセンター代表
    ・光海丸船長)
15:50~17:00
    パネルディスカッション 
   「これからの日本のホエールウオッチングを考える」
    司会:菅原茂 (NPO法人国際海洋自然観察員協会 会長)
    パネリスト :  宮内幸雄
             舟橋直子
             石井泉
             中村松洋(夢鯨の会 会長・松鶴丸船長)
問い合わせ先;
中野(090-1997-6691 golby19maki@hotmail.com)