カテゴリー: よしなし事
日本のトレーサビリティーについて
日本はBSEが契機となり、牛トレーサビリティ法が平成15年12月1日に施行された。これにより、国内に生存するすべての牛は、耳標番号の届出を行うことになった。つまり、国内にいる全ての牛は個体識別番号で管理されている。
それなのに、年末に残念な新聞記事を見かけた。内容はウルグアイの牛のトレーサビリティーについてで、その記事にはこのように書かれていた。
「同国は国産牛のトレーサビリティー(生産履歴を追跡する仕組み)の達成率100%を実現した世界で唯一の国だ。(AFP通信)」
(2014年12月30日、日本農業新聞2面より引用)
日本農業新聞がこのような記事を書いていて、正直、自分の目を疑った。が、何度読んでも確かにそう書いてあった。
どういう真意があるのかと、新聞社に電話をしたところ「日本ももちろんトレーサビリティー達成率100%であると認識しているが、元の記事にそう書いてあり直訳してしまった」としきりに謝られた。僕に謝ってもどうしようもない。本来なら、その引用元であるAFP通信の記事が間違っているって指摘しなければならなかったのだろう。
元の記事を探してみると、近い記事が2つ見つかった。
これらのニュースでは、確かにウルグアイがトレーサビリティー達成率100%の唯一、若しくは最初の国としっかり報道している。
こんなに大手の報道でも、このような記事が出るっていうのは、日本の発信力の無さを示しているようで悲しかった。そして、このような報道は農林水産省や家畜改良センターがしっかり間違っていることを指摘するべきではなかろうか。
「実践!グローバル・コミュニケーション」が良い
実践!グローバル・コミュニケーションの内容が昨年末にリニューアルされ、非常に良い番組に成長したので紹介します。
前半は『Nikkei Asian Review』(日本経済新聞社)の英字記事からの引用で、「時事英語」や「ビジネス英語」を学びます。
後半は3段階の英検級別に”授業風のディスカッション”を英語で実施します。ディスカッション(日常会話)で使う英語を学べるし、自分の英語レベルがどの程度なのかを実感できる仕組みがGood! ディスカッションの内容は全文、ホームページから閲覧可能です。
また、ナレーターが英語になり、番組の一部を日本語で補佐するという割合も好印象です。ぜひお試しアレ!
実践!グローバル・コミュニケーション
2014年の振り返りと2015年の挨拶
自分へのけじめとして、一年の振り返りをしました。得た物は大きかったが、犠牲にしてしまったものも多かったと感じた。2015年の行動の参考としようと思う。
- 僕の身勝手な行動が多々見られたにも関わらず、家族が着いてきてくれた。最後には、何とか元気に年を越せた。
- 大学院へ入学し、獣医学を学び直す環境に身を置けた。ただし、これまで以上の集中力での精進が必要だ。
- 関宿MILK FARMERSの活動と交流がより活性化した。酪農未来塾も第3回を終え、今後の方向性を明示できた。僕が手伝う段階は過ぎ去ってきたように感じた。
- 新居が決まった。これまで以上に仕事をがんばり、家族を大切にしよう。
- 乳牛のミューラー管融合不全の症例が蓄積した。1本目の論文をまとめる時期にきた。
- 毎日の勉強が習慣化し、英語力向上のための英語学習を終了する段階になった。これからは獣医学を英語で学ぼう。
- 獣医・畜産関係の雑誌・新聞に執筆等した記事・論文が6本掲載された。このペースで学術論文を書いていきたいと切に思う。
- 市民農園で田んぼを始めた。来年はオーナー型で継続しよう。
- 移植頭数は少ないものの、受精卵移植の受胎率が100%であった。
- Trueperella pyogenesによる牛乳房炎を集計し、研究成果を家畜衛生学会大会で発表できた。論文を仕上げて、早く投稿しよう。
少し反省の弁も多いが、2015年に活かしていこうと思います。
これまで以上に当HomePageの更新ペースは遅くなるかもしれませんが、2015年も情報発信をしていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
第3回の酪農未来塾
残務整理に追われていますが、11/6, 7に農場どないすんねん研究会(NDK)の一員として、第3回の酪農未来塾のお手伝いをしてきました。
今回も準備から大変でしたが、実りの多い2日間でした。
反省会まで参加した皆さんは本当にお疲れ様でした!関東版の酪農未来塾もぼちぼち本格始動します。
I have been busy these days since I helped a workshop concerning the future of dairy farmers, which was third time being held in 6 and 7 November.
Although this workshop was hard to prepare, there were a lots of harvest even for me.
But, I want to have a rest with my family more.
↓
I have been busy these days since I helped a workshop concerning the future of dairy farmers, which was being held for the third time on November 6th and 7th.
Although this workshop was hard to prepare, there was a lot to learn, even for me.
I want to rest with my family now though.