雨に続き雪…


相変わらず@別海町です。
全国的な被害を及ぼしている低気圧が、この辺りを通過しているらしく天気が悪いです。
冬の道東なのに昨日は雨…
そして今日は強風を伴った雪…
20センチぐらい積もったでしょうか。。。車がスリップしないと良いのですけど。
牛の獣医曰く、「悪天候時には変な急患が多い」。
ということで、一昨日から今日まで難産が多いです。
そして昨日は、足が悪く手術室に運べない牛を現地で手術しました。農家での手術は初めてだったので、貴重な経験でした☆手術道具を全て持っていって、現地でどうにかやりくり。。。さすが、現役獣医師の手際のよさで、スムーズだったけど大変!
手術台は偉大だなぁと実感しました。
写真は手術の光景。
現地手術

トモエガモ調査に協力を


1月15日に鳥を見る方はぜひご協力ください。
ちなみに、僕はこのカウントの日にトモエガモを見たことは一度もない…
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~日韓合同トモエガモカウント調査(2007年)にご協力下さい~
トモエガモプロジェクト日本チーム事務局:田尻浩伸
トモエガモタスクフォース・トモエガモプロジェクト日本チームでは,昨年,一昨年に引き続き今年も日韓合同のトモエガモカウント調査を実施します. 日本と韓国での同時カウントを行っていくことで,トモエガモの総個体数や分布状況,越冬地の変化を知ることができます. また,将来トモエガモの越冬個体群を分散させる場合の候補地選定など,保護管理に役立てることができます. ぜひ,2007年1月のトモエガモカウント調査へのご参加と,トモエガモの情報提供にご協力下さい.また,お知り合いの方にも調査についてお伝えいただけましたら幸いです.どうぞよろしくお願いします.
●日本・韓国合同トモエガモカウント調査(2007年)
●調査日: 2007年1月15日(不可能な場合は12~18日)
●対象種: トモエガモ(可能であれば,雌雄別に記録)
●ご提供いただきたい情報:1.トモエガモの個体数(※調査の結果,0羽だった場合にもお知らせ下さい)2.調査地の名称3.調査地の所在する都道府県名と市町村名4.調査地の緯度,経度または環境省メッシュコード(※分かればで結構です)5.調査日時6.調査者氏名とご連絡先※お送りいただいたデータが委託調査による場合は,委託主のお名前もお知らせ下さい.こちらから委託主の方にデータ使用または報告書の送付をお願いするなど対応いたします.
●データ等の送付、お問い合わせは・・田尻浩伸〒922-0564 石川県加賀市片野町子2-1 加賀市鴨池観察館電話:0761-72-2200FAX:0761-72-2935E-mail:tajiri@ce.wakwak.com
■■データの使用について
■■いただいたデータは,韓国のものと合わせてなるべく早く何らかの形で公表します.また,web,一般誌,専門誌,その他の媒体で使わせていただくことがあります.情報をお送りいただいた方,調査にご参加いただいた方のお名前は,可能な限り,公表の際に謝辞などにあげさせていただきます. どうぞよろしくお願い申し上げます。
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田尻浩伸(財団法人 日本野鳥の会)  
〒922-0564 石川県加賀市片野町子2-1       
加賀市鴨池観察館 TEL 0761-72-2200 FAX 0761-72-2935  
~全国のトモエガモ情報を集めています~~トモエガモプロジェクト日本チーム事務局~
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見方を変えれば世界が変わる


早くも実習の3日目になりました。
ようやく、夏の記憶が復活し、だいぶかつて学んだ動きができるようになってきましたね。やっぱり、ちょっと離れていただけで忘れてしまうことが多いんだから恐ろしい…
道東のほうは良い天気続きで、気持ちいいですね☆これで、一日フリーならゆっくり鳥見にでも行こうという気力が湧くんだけど、勉強に追われていることもあり、まだまだそんな余裕は生まれません。
今日、診療した仔牛はまぁ元気なんだけどずっと下痢続き…下痢止めの薬もあまり効いてない様子。。。
もしかして、コクシジウム症
注)コクシジウムとは原虫の一種で、消化管の細胞に寄生・増殖して、宿主に下痢を起こさせる。なお、だいもでは、昨夏の実習の時、同じく原虫で近縁のクリプトスポリジウムに牛の下痢から感染してしまったようで、散々な思いをした。3日で、5キロも痩せ、1週間下痢続きに…。やっぱり原虫とか寄生虫はダイエット効果抜群なんだなぁと実感(余談)
ってことで、臭い茶緑色の下痢うんこを回収し、顕微鏡で覗くことに。
一見汚ならしい臭いうんこも、顕微鏡と染色液の手にかかれば、宝石をちりばめたような風景に一変します。
さらに原虫探しに没頭すれば、10分は飽きません。
しばし、宝石の輝きをご堪能ください↓
コクシジウム探し中

今晩からは天気が大荒れのようで、雪が60センチも積もるとかニュースでやっていました。さて、どうなることやら…

牛の体内にいたい…


だいもで@別海町になりました☆
昨日の早朝に夜行バスで到着しました。それにしても、公共交通機関って正月もなにもないんですね。大変そう…
でも、助かります。北都交通さま謝々!
着いてそうそう、そのまんま実習に突入しました。そう、牛の獣医の実習です。
何をするかというと、NOSAIの獣医師の先生にくっついて車であちこち病気の牛を診療してまわります。
昨年の夏にも実習に来ていたのですが、今回は私的に頼んできているし、学校もあるので1週間しかいれません。
どんな格好で、行くかというと、Tシャツにベスト着て、レインコートを着るだけ。なぜかというと、直腸検査をしやすくするため、極力半袖でいたいからです。
夏の服装と変わっていたのはベストの有無のみぢゃん。寒い寒い…
そして気づいたこと↓
牛の体内は暖かーい
写真は西別川。鳥見はいまのところ行っていません。しかし、診療中に結構車で走っていますが、見かけた猛禽はトビのみです。ケアシが見たーい
西別川

北の大地


20070103232129

北の大地
今日から@北海道になりました。正月早々から牛の獣医実習をしに行くことにしたからです。懲りもせずフェリーと夜行バスで…鳥見+貧乏魂は相変わらずです。
当初1人だけのはずだったのですが、いつも誘いを断って悪いなぁと思っていたNさんを二日前に誘ってみたら、急遽彼も航路に同行することになりました。やはり彼はどことなくおかしい…ではなく、鳥にかける情熱がすさまじいと表現しておきましょう。
さて、肝心のフェリーの鳥ですが、端的にいって…ハズレ、種数もいまいちなら数もいまいち。なによりも、冬の主役であるエトロフウミスズメのどでかい群れが全く見れなかったんだもん!!
[観察種]
アビsp、カンムリカイツブリ、ウミウ、シノリガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミスズメ、エトロフウミスズメ、ハシブドウミガラス、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、ウミネコ、ミツユビカモメ、コアホウドリ
と、ウミスズメ類はボロボロ…コアホウドリはかなりの数見れました。
北の大地に上陸後はウトナイ湖に行きましたが、ここは出そうなのがそこそこでました。
写真はフェリーでの鳥見の様子。後半の天気は良かったが、鳥は良くなかった。