まぐそったか


安房の方言で、ノスリのことは「まぐそったか」と呼ぶらしい。僕がノスリと言っても全く伝わらず、鳥を知っている地元の人がそう言ったら伝わっていた。
ところで、僕が気にしていたノスリは、その鳥をよく知る地元の酪農家にもらわれてしまいました。まだ飛べなかったようです、残念。まぁ、その人の所はケージとかもあるし環境は問題ないなしです。飛べるようになったら放してくれるらしい。確かに、場所も時間もない僕が引き取るよりはマシでしょう。
ところで、「まぐそったか」を検索したら、各地のタカ類の方言らしいですね。ノスリだったり、トビだったり、はたまたクマタカだったり。。。どういう由来なのでしょうか?鳥名辞典に書いてないかなぁ??
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お仕事は、繁殖検診に周産期疾病をいくつか。肥育屋さんのワクチン接種たくさん。

ノスリ



本日は休日。でしたが、畜主より電話があった。
なにやら、タカを拾ってしまい困っている旨。
寄ってみると、ノスリでした。外傷等はなかったので、餌食わせて休ませた上、明日に放鳥することにしました。どうなることやら。。。
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加茂の堰にて
バン、オオバン、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ
作名ダムにて
カワウ1羽、カイツブリ(声)、カルガモ66羽、マガモ110羽、ミサゴ1羽

海外逃亡;クライストチャーチ観光!?


 最後の街となるクライストチャーチは、南島で最も人口が多い。大聖堂がある街として有名だ。観光スポットやお買い物もたくさんできる場所はあるが、あいにく僕たちのホテルはハグレー公園の向かい側にあり少し遠い。ホテルの自転車を使って遊びに行くことにした。
 まずはハグレー公園を経由して中心街へ向かう。この公園は非常に広く、エイボン川が間を流れ、市民の憩いの場所となっているようだ。
 公園内の池に、Little Shagを発見!やはりお決まりのポーズ。
little shag
 その後、公園脇のカフェで名物のパンティングを見ながら食事をし、大聖堂を観光。しばし、観光らしい観光をする。
大聖堂
外装は工事中でしたが、中のスタンドグラスは美しかったです。
 そして、ここから5km以上を自転車で移動して、自然保護区を見に行くことに。なんと、前日に妻が「見てみたい」と言い出し、これには本当にたまげた。数日で妻の興味に少し変化があった様子だ。
 蛇行するエイボン川を何度か横切り、迷いながら進むこと1時間半。ようやく着きました、Travis Wetland!住宅街の裏に、なんと湿原が広がっている。そこは、僕に行徳鳥獣保護区と尾瀬を連想させました。
全景
 あ、Pukeko!見たかった鳥があっさり見れました。うーん、クイナ類はやっぱりかわいい…。てってけてーっとそこいらを歩いています。
プケコ
 水面にはBlack Swanや数種のカモ類が浮かんでいて、この辺も行徳を連想させる。観察小屋に入ると、やはり季節にはシギ・チドリ類も入ることが分かり、面白そうな場所だと実感する。ところで、Black Shag(=和名カワウ)が、現地名でKawauと表記されているのはなぜなのでしょうか?
観察小屋
 何らかの保護区に指定されているのかと思いきや、肉牛の牧草地が隣にあり、そこにも大型の鳥が次々に降りていく。何かと目を移せば、大量のCanada Goose(カナダガン)!日本では驚くべき光景が広がる。一つ白っぽいガン類が混ざっているので図鑑を開くと、Feral Gooseでした。と共に、外来種の多さに改めて気付く。他にもMallard(マガモ), Black Bird(クロウタドリ), Song Thrush(ウタツグミ), Chaffinch, Redpoll, Greenfinch(カワラヒワ), Starling(ホシムクドリ), Australlian Magpie等がそうだ。やはり島の生物相は外来種の影響を受けやすい。
肉牛
 堪能した後、体は疲れているものの自転車でホテルまで戻らなければならない。が、それにしてもニュージーランドは自転車の走行レーンがあって走りやすいし、左側通行のルールやヘルメット着用が徹底されていて、実にすばらしかった。日本の感覚で走っていたら、何度か怒られました。
入り口
借り物の自転車だったので所々壊れていて走りづらく、お尻も痛かった。
 レストランで食事をしてからホテルに戻ったけど、実に充実した・疲れ果てた最終日なのでした。

海外逃亡;マウントクック経由でクライストチャーチへ


 旅は早くも終盤になり、バスで最後の街クライストチャーチへ向かう。途中、マウントクック(Mt. Cook)での昼休憩を中心に、何箇所か休憩を取りながら進んでいく。
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マウントクックは頂上に氷河をかぶる。
 マウントクックでは、kiwiの天敵であるイタチ類を発見する。また、Kea pointと名づけられた所(所要1時間)があり、そこなら…と期待は膨らむも、15分進んだだけでは念願のKeaは見られませんでした。
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それに引き換え、どこにでもいるのがParadise Shelduck!
 それにしても、マウントクックでは日本人や中国人がむちゃくちゃ多い!都市間観光バスも日本人ガイドが乗っていることが多いらしく、ヘッドホン越しにいろいろと説明や通訳をしてくれます。しかし、本当にすごいなぁと感心するのがバスの運転手です。最高時速100キロ近くで走りながら、車内放送でニュージーランドの案内をしていきます。日本の観光だと、バスガイドがいたり、下手するとテープによる案内になっちゃいますもんね。
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クライストチャーチ近くになって、ようやく酪農の牧場を発見。肥育に比べて、小面積に放牧していた。最近は酪農に転向する人が増えているらしい。

海外逃亡;氷河の爪跡、フィヨルドランドを行く


 ニュージーランドの南島南西部にある3つの国立公園は、世界遺産(自然遺産)に登録されている。そのうちの一つ、フィヨルドランド国立公園内のミルフォード・サウンド(Milford Sound)へ行きました。
 出発地のクイーンズタウンからミルフォード・サウンドまでは直線距離で70キロほど。しかし、その間にはルートバーン・トラック(Routeburn Truck)という有名な登山ルートがある。つまり、直線的には道路がつながっておらず、かなり迂回して行かないとたどり着けない。その距離は400キロ以上、5時間(休憩込み)に及ぶのであった…。
 道中、ティアナウ(Te Anau)の街で一休憩。ティアナウ湖の湖畔でLittle Shagを発見
little shag
 国立公園内に入ると、放牧地はなくなり、湿原と鋭い山々の幻想的な風景が続いていく。雨が降ることが多く、こんなに見渡せる日は珍しいらしい。フィヨルドは氷河が溶けるときに、地表ごと持ち去ってできた地形。どこもU字型で、岩肌が露出している。
fiold
 ミルフォード・サウンドに着くとクルーズ船に乗り換え、今は海に沈んだフィヨルドを進んでいく。海面から山が次々と飛び出した見慣れない光景だ。
raining
 ここでもわずかな岩肌にNew Zealand Fur Sealを発見。この辺りから、雨が降り始め、ざんざんぶりになってしまった。
seal
cruise
 奥で折り返して戻っていると、船内放送で「イルカがいる」とのこと。いた、イルカ!しかし、種は不明、10頭ほどだったでしょうか。
iruka
Fiordland Crested Penguinも生息しているそうですが、繁殖期ではないのでどこかに行ってしまったようです。
 帰りもひたすらバスで帰るのみ。マオリ文化を描いた映画の「Whale Rider」を見ながら帰りました。