海外逃亡;氷河の爪跡、フィヨルドランドを行く


 ニュージーランドの南島南西部にある3つの国立公園は、世界遺産(自然遺産)に登録されている。そのうちの一つ、フィヨルドランド国立公園内のミルフォード・サウンド(Milford Sound)へ行きました。
 出発地のクイーンズタウンからミルフォード・サウンドまでは直線距離で70キロほど。しかし、その間にはルートバーン・トラック(Routeburn Truck)という有名な登山ルートがある。つまり、直線的には道路がつながっておらず、かなり迂回して行かないとたどり着けない。その距離は400キロ以上、5時間(休憩込み)に及ぶのであった…。
 道中、ティアナウ(Te Anau)の街で一休憩。ティアナウ湖の湖畔でLittle Shagを発見
little shag
 国立公園内に入ると、放牧地はなくなり、湿原と鋭い山々の幻想的な風景が続いていく。雨が降ることが多く、こんなに見渡せる日は珍しいらしい。フィヨルドは氷河が溶けるときに、地表ごと持ち去ってできた地形。どこもU字型で、岩肌が露出している。
fiold
 ミルフォード・サウンドに着くとクルーズ船に乗り換え、今は海に沈んだフィヨルドを進んでいく。海面から山が次々と飛び出した見慣れない光景だ。
raining
 ここでもわずかな岩肌にNew Zealand Fur Sealを発見。この辺りから、雨が降り始め、ざんざんぶりになってしまった。
seal
cruise
 奥で折り返して戻っていると、船内放送で「イルカがいる」とのこと。いた、イルカ!しかし、種は不明、10頭ほどだったでしょうか。
iruka
Fiordland Crested Penguinも生息しているそうですが、繁殖期ではないのでどこかに行ってしまったようです。
 帰りもひたすらバスで帰るのみ。マオリ文化を描いた映画の「Whale Rider」を見ながら帰りました。

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