今日は話題になって久しいオジロビタキを見に行ってから生物多様性のシンポジウムに参加してきた。
オジロビタキの場所が分からないなぁと思っていたが、現地に着いてみると目の前にカメラマンがいて笑うしかなかった。どうやら、梅の時期に合わせてのカメラマンらしく、結構人がいた。そして、梅の周りに何か撒いているらしく、肝心の彼はしきりに降りては食べていた。でも、春なので喉の色が出てるかと思っていたが全然だった(写真)。
オジロを堪能した後は幕張で行われた生物多様性のシンポジウムに参加!!顔を出すだけのつもりだったのに、なんだかんだ懇親会&二次会まで参加していろんな人たちと話してました!やはり国試後は飲んだくれらしい…
カテゴリー: Field Note @???
ハクチョウのたんぼ
自分の関わっているシンポジウムの打ち合わせのため、印旛沼近くの農家であるSさんの所へ行った。このSさんはかれこれ、4年も千葉の地で「冬水たんぼ」を実践している!
「冬水たんぼ」とは、冬季の間も田んぼに水を張り、自然の力を利用して田んぼを耕すという不耕起農法だ。ガン類の越冬地として有名な伊豆沼近くで多く実践されているのは周知の事実だが、千葉の地でもそれから続いていたとは知らなかった。「冬水たんぼ」のシンポジウムとガン類観察のために、伊豆沼へ行った数年前が懐かしい。…そして、こんな形で「冬水たんぼ」にまた関わることになるとは思わなかった。
さて、この「冬水たんぼ」はガン・カモ類の越冬地としての意義もある。さすがにガン類はいなかったが、Sさんの田んぼにもたくさんのコハクチョウがいた。
話によると、ハクチョウの飛来地として売り出していた本埜村の田んぼは、オナガガモに占拠されてしまったそうである。そこにいたコハクチョウがSさんの田んぼに来ているという。
中に、アメリカコハクチョウが2羽入っていて、ちょっと得した気分だった♪
【県 名】 千葉県
【市町村】 印旛郡栄町
【場 所】 印旛沼周辺、房総のむら
【年月日】 2008年1月27日(日)
【時 刻】 15:30~17:00
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで他4名
【環 境】 田んぼ、林
【観察種】
1. カワウ(300) 8. タシギ(1) 15. シジュウカラ 2. コサギ(1) 9. キジバト 16. カワラヒワ 3. コハクチョウ(400) 10. ハクセキレイ 17. スズメ 4. アメリカコハクチョウ(2) 11. タヒバリ 18. ムクドリ 5. オナガガモ(1) 12. ヒヨドリ 19. ハシボソガラス 6. オオバン(1) 13. シロハラ 7. タゲリ(30) 14. ツグミ
ムシクイパパラッチ②
またもや、国試勉強の息抜きという名目で、珍鳥ウォチャーになってしまった。なんと、コノドジロムシクイが出ているというのだ!!
現地に着くと、早朝に一度出たきりだという。あんまり期待するのを止め、その辺りをブラブラ。…待つこと一時間半で今回はあっさり登場!バッチリ見ることができた。ふーん、いわゆるムシクイ類より、むしろウグイスとオオジュリンを足して2で割ったような行動に近い!?すばしっこくない分、実に見やすい。見やすい分、ものすごい勢いで150度の角度から撮られまくっていた。
というのも、その頃になるとカラフトムシクイどころでない大集団に…。朝で、60人以上はいたんぢゃない!?
それにしても、定点で待つだけのbird watchingはいささか味気ない感じだなぁ!!
【県 名】 東京都
【市町村】 某市
【場 所】 某都市公園
【年月日】 2008年1月22日(火)
【時 刻】 8:40~10:10
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで
【環 境】 林・葦原・池
【観察種】
1. カイツブリ 10. キジバト 19. メジロ
2. カワウ 11. コゲラ 20. アオジ
3. コサギ 12. ハクセキレイ 21. オオジュリン
4. カルガモ 13. ヒヨドリ 22. カワラヒワ
5. ヒドリガモ 14. モズ 23. シメ
6. キンクロハジロ 15. ツグミ 24. スズメ
7. オオバン 16. ウグイス 25. ムクドリ
8. ユリカモメ 17. コノドジロムシクイ 26. ハシブトガラス
9. セグロカモメ 18. シジュウカラ 番外. ドバト
カラーリング
07/01/18一部追記
今日は午前中、勉強をほっぽりだして鳥の調査(バンディング)を手伝ってきた。しかし風が強かったせいもあり、ぜんっぜん鳥が動かない!成果は…0羽!!貴重な時間が(涙)
【県 名】 千葉県
【市町村】 市川市
【場 所】 行徳鳥獣保護区
【年月日】 2008年1月17日(木)
【時 刻】 7:35~12:00
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで
【環 境】 葦原、湿地、海
【観察種】
1. カイツブリ 14. ミサゴ 27. ジョウビタキ 2. カワウ 15. トビ 28. ツグミ 3. ダイサギ 16. オオタカ 29. ウグイス 4. コサギ 17. ノスリ(2) 30. シジュウカラ 5. アオサギ 18. オオバン 31. メジロ 6. カルガモ 19. ユリカモメ 32. ホオジロ 7. コガモ 20. セグロカモメ 33. アオジ 8. オカヨシガモ 21. キジバト 34. オオジュリン 9. オナガガモ 22. カワセミ 35. カワラヒワ 10. ハシビロガモ 23. ハクセキレイ 36. スズメ 11. キンクロハジロ 24. タヒバリ 37. ムクドリ 12. スズガモ 25. ヒヨドリ 38. ハシボソガラス 13. ミコアイサ(♂1, ♀4) 26. モズ
バンディング調査は、野鳥を捕まえて足環を付けてから放すという、鳥類の調査手法の一つだ。捕獲した鳥の情報に加え、足環を再回収(死体やバンディング等)できると、移動や寿命等が分かる。
渡り鳥と足環(山階鳥類研究所HP内)
しかしながら、環境省の足輪は文字が小さいので、双眼鏡レベルでは解読は不可能だ。
そこで、研究者(研究グループ)によっては環境省の足環に加えてカラーリングも採用している。カラーリングは目立つ色に簡単な英数字が刻印されていて、近くで観察できれば容易に解読できるという利点がある。
バードウォッチングはただの趣味だけでなく、研究にも通ずる。まだまだ知られていないことが多々ある鳥類の世界の解明に、ぜひとも力を貸してもらいたい。
カワウ、サギ類、ガン類、大型ワシ類、シギ・チドリ類、カモメ類等にカラーリングは付けられている。カラーリングを見つけたら、報告を!!
カラーマーキングの部屋(日本鳥類標識協会HP内)
カラーリングのついたカワウ
ユリカモメの色足環
コサギの色足環
アオサギネット
JAWGP 標識ガン一覧(日本雁を保護する会HP内)
Australasian Wader Study Group
ムシクイパパラッチ
今日は巷で話題のカラフトムシクイを見に行って来た。
この日最初の出現時、他の人と違う場所にいたために見逃してしまい、「午前中だけで撤収」という夢は脆くも崩れさった…。勉強をしなくちゃヤバいのに!!!でも、こんなくやしい思いを引きずったままでは勉強に集中できるはずもない。。。
かれこれ待つこと1時間…、2時間…、3時間…
チラッと出たかと思えば、俊敏な動きですぐさま姿を眩ます…
そして…4時間。
ようやく再発見し、ばっちり見れた。全体に黄色が強く、翼の2本ラインと頭央線が美しい。それにしても、すばしっこい!
十二分にカラフトムシクイを堪能し、他の人がカメラに苦戦しているのを横目に現地を後にした。(写真)
「リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸は必須脂肪酸!」(ちゃんと勉強もしてますよ!!)
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【県 名】 東京都
【市町村】 某市
【場 所】 某都市公園
【年月日】 2008年1月9日(水)
【時 刻】 9:35~13:50
【天 候】 晴
【観察者】 だいもで
【環 境】 林・池
【観察種】
1. カイツブリ(1) 10. ヒヨドリ 19. アオジ(2) 2. カワウ(2) 11. ツグミ 20. シメ(2) 3. カルガモ 12. ウグイス 21. スズメ 4. オナガガモ 13. ムジセッカ?(1) 22. ムクドリ 5. キンクロハジロ 14. カラフトムシクイ(1) 23. オナガ(10) 6. キジバト 15. キクイタダキ(20) 24. ハシブトガラス 7. コゲラ 16. エナガ(5) 番外. ドバト 8. キセキレイ 17. シジュウカラ 番外. ワカケホンセイインコ(4) 9. ハクセキレイ 18. メジロ 番外. アヒル
【備考】
ムジセッカ?は、地鳴きがちゃんと聞けなかったので「?」にした。明らかに小型であったし、たぶん大丈夫かと思う。