渡り鳥の道


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雪が降り、まろ君は雪上を喜び駆け回っていた。「雪やこんこん」の歌詞みたいですね。
ただ違う点は、家に帰ると、こたつで丸くなって寝てることですか。いいとこ取りだなぁ。。。
さて、知人より以下の情報を教えてもらいました。世界のFly wayがweb上で見れて、なかなか面白いですよ。そして、他のシリーズも興味深い!!!


▼アースリウム 第10弾「渡り鳥の道」公開!
http://www.thinktheearth.net/jp/earthrium/10flyway/index.html
アースリウム第10弾が公開されました。アースリウムとは地球儀を使ったWeb上のインタラクティブコンテンツです。今回のテーマは「渡り鳥の道」。
世界中には約4,000種の渡り鳥が生息しています。その不思議に迫ると共に、気候変動や森林伐採などの影響についてもフォーカスします。

千葉の再発見


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シンポジウムの話し合い及び冬水たんぼの見学後、近くにあるという「千葉県立房総のむら」へ寄った。20年以上千葉に住んでいるが、そんな所があるとは耳にもしたことがなかった。
千葉県立房総のむら
辺りはちょっとした公園のようになっていて、広場や散策路が多数。そして、大小様々な古墳があった!!!
堂本県知事の講演で、「千葉県は貝塚の数が日本一多い」と彼女はよく言っているが、その関係があるのか古墳の数も多いようだ。
残念ながら「千葉県立房総のむら」自体は閉館時間で入れなかったが、昔ながらの建築物等があり、文化的側面を知ることができる体験型施設になっているようだ。辺りの雰囲気もよく面白そうだったので、時間を作ってまた行ってみたい。新たな千葉をまた一つ発見!
ただ気になるのが、車じゃないと到底行けないという立地だ。成田線安食駅からバスでも行けるそうだが遠い遠い…。印旛沼や成田空港へ寄った際にはぜひ行ってみてください。
写真はここにわざわざ移築されたという重要文化財「旧学習院初等科正堂」。なぜここにあるのか、理由は不明。バブル期の遺産かな…

シメとシンメ


今日は雪だ。
それも、朝から降り始め、昼ごろがピークであったであろう。深々と降り続ける雪を横目に、病理学を勉強していた。疲れたなぁと、ふと外を見ると、鳥がいた。
雪模様

あっ、シメだ!!
シメ

研究室の窓から、どうにかこうにかデジスコ撮影を試みる。お、なかなかの出来!?シメは、雪をかき分けて、どうやら木の新芽を食べているようであった。
降り積もる雪の最中、少しずつ春が来ているのかもと感じた。

島はネズミのパラダイス


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Nature誌に海鳥の保全に関するNews & viewsが出ていたので、思わず読んでしまった。
Nature 451
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Nature 451, 134-135 (10 January 2008) | doi:10.1038/451134a; Published online 9 January 2008
Conservation biology: Cats, rats and seabirds
Matthieu Le Corre
【Abstract】
Cats kill birds, and therefore eradicating cats from an island would seem to be a good strategy for protecting the native population of seabirds. But that thinking does not take account of ecological complications.
【要旨要約】
猫は鳥の天敵である。だとすると、島内の猫を根絶やしにするのは、島にすみ着いている海鳥個体群を保護するよい戦略のように思えるかもしれない。だが、こうした考え方は、生態系の複雑さを考慮していないのである。
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内容は、外来種が侵入した離島で繁殖する海鳥の保全戦略についてだ。以下だいもでによる概略。読み間違いがあるかもしれないから、詳しくは本文を読んでね。
「離島で繁殖する多くの海鳥が、ネズミやネコの侵入により個体数を減らしている。海鳥保全のために、ネコの根絶をしようとしているが、果たして効果はあるのだろうか。
ある島においては、ネコの根絶により海鳥(Cook’s Petrel, ハジロシロハラミズナギドリ)の繁殖成功率が激減した。ネコが島からいなくなったために、ネズミが大増殖して卵や雛を襲ったためだ。ネコは成鳥も雛も襲うが、ネズミは成鳥を襲わずに卵や雛を襲う。そのような事態が予測される場所においては、ネコの根絶が最優先ではないかもしれない。
今後の海鳥の動態は、その種の寿命や残った個体の年齢構成等によって変わる。数学的なモデルはあるが、その通りになるかどうかはまだ分からない。どのような戦略が海鳥の保全のために最も良いかを決めるには、このような島で今後のデータを長期間取り、様々な条件でのデータを蓄積してモデルの精度を上げる必要がある。」
(要は、まだどうするのがベストか分からないってことですね)