島はネズミのパラダイス


20080112012459
Nature誌に海鳥の保全に関するNews & viewsが出ていたので、思わず読んでしまった。
Nature 451
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Nature 451, 134-135 (10 January 2008) | doi:10.1038/451134a; Published online 9 January 2008
Conservation biology: Cats, rats and seabirds
Matthieu Le Corre
【Abstract】
Cats kill birds, and therefore eradicating cats from an island would seem to be a good strategy for protecting the native population of seabirds. But that thinking does not take account of ecological complications.
【要旨要約】
猫は鳥の天敵である。だとすると、島内の猫を根絶やしにするのは、島にすみ着いている海鳥個体群を保護するよい戦略のように思えるかもしれない。だが、こうした考え方は、生態系の複雑さを考慮していないのである。
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内容は、外来種が侵入した離島で繁殖する海鳥の保全戦略についてだ。以下だいもでによる概略。読み間違いがあるかもしれないから、詳しくは本文を読んでね。
「離島で繁殖する多くの海鳥が、ネズミやネコの侵入により個体数を減らしている。海鳥保全のために、ネコの根絶をしようとしているが、果たして効果はあるのだろうか。
ある島においては、ネコの根絶により海鳥(Cook’s Petrel, ハジロシロハラミズナギドリ)の繁殖成功率が激減した。ネコが島からいなくなったために、ネズミが大増殖して卵や雛を襲ったためだ。ネコは成鳥も雛も襲うが、ネズミは成鳥を襲わずに卵や雛を襲う。そのような事態が予測される場所においては、ネコの根絶が最優先ではないかもしれない。
今後の海鳥の動態は、その種の寿命や残った個体の年齢構成等によって変わる。数学的なモデルはあるが、その通りになるかどうかはまだ分からない。どのような戦略が海鳥の保全のために最も良いかを決めるには、このような島で今後のデータを長期間取り、様々な条件でのデータを蓄積してモデルの精度を上げる必要がある。」
(要は、まだどうするのがベストか分からないってことですね)

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