第40回家畜診療等技術研究集会


今年も第40回家畜診療等技術研究集会が開催されました。うちの診療所からも、後輩がナックル整復のテーマでエントリーをしていた。

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大変嬉しい事に、僕たちのテーマは奨励賞をいただきました。これを励みにさらなる研鑽を積みます。

今年は超音波画像診断装置の繁殖検診以外への応用に関する発表が多かったのが印象的であった。特に、潜在精巣や胸腔内臓器の探索についてはぜひ取り組んでみたいと思う。

日本獣医師会獣医学術学会年次大会(千葉) / 獣医師のためのアサーション・トレーニング


就職して新人研修以来、スーツを4日間も着続けて学会や研修や会議に参加していた。


日本獣医師会獣医学術学会年次大会(千葉)では一般口演での発表をし、産業動物の報告に加え、学位取得や論文作成についての講演に積極的に参加した。今の僕には一番切実な問題である。

その中から、英語の勉強のヒントになる言葉を、演者の言葉から抜粋。


「Paperを読みまくり、国際学会で直接著者と話をして指導教官を探した。」

「英語の勉強は、とにかく話すことが大事だと思っている。ラジオ英会話を中心に20年間勉強し続けた。今なら、オンライン英会話が良いかも」

「最新の論文を読みなさい。参考にできる論文を見つけることに心血を注ぐべき。確実に参考にできる論文を見つけられれば、自分の論文にあうように言葉を入れ替えて、書いていく。自動的に論文ができていくが、変換できない部分は残る。そこは謙虚に足りない部分かどうかを自問自答してみる。」

「論文は最初から英語で書いた方が早い。日本語を英訳していくのは実は大変。不完全でいいから、最後までとにかく書く。そして、悲惨な論文をみんなで修正していく。始めなければ、ずっと書かないし書けない。関連論文や教授の持っている論文を読み、使えそうなフレーズを集めた。英語の勉強は、車内で大統領演説のCDをとにかく聞いていた。」

「日常の診療でも、アップデートを洋書や文献で取り入れる。常日頃から英語に接していくことが大事。」

しかし、どの先生も英語の勉強に苦労したという話を聞いたのが印象的であった。当たり前であるが、英語も努力しなければ身につかないのだろう。頑張ろう。


そして、獣医師のためのアサーション・トレーニングが東京会場で行われた。グループに分かれて、参加者同士でアサーティブな表現を探っていった。

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アサーションを知ると、自分の心の動きに敏感にろうという意識が生まれる。そして、それを口に出すことで相手により伝わりやすい場面もあるし、自分自身の悩みが減る場合も多い。

まずは、自分自身、DESC法(Describe, Express, Specify, choose)を日常生活で実践していこう。

【再掲載】獣医のためのアサーション・トレーニング


今年も獣医師国家試験が終了しましたね。今年は問題を解いてみようかな。

ところで、先日も取り上げた「獣医のためのアサーション・トレーニング」ですが、まだ参加者の空きが有りるため、獣医学科の学生も参加可能となっています。

臨床現場のみならず会社内や家庭でも、アサーションは自らの意見を述べるための大切なコミュニケーション手法です。しつこいようですが、興味のある方はぜひご参加ください。


**アサーション・トレーニング**

アサーションとは『自他尊重のコミュニケーション』であり、互いに自分の気持ちや考え方を伝え、聴きあうことで、双方の想いを大切にすることです。

動物診療の場におけるコミュニケーションでは、他者を尊重しすぎて自らの考えが伝えられない、他者を顧みず強引に考えを述べる、そのどちらであってもうまくいきません。

このたび、日本獣医師会では、獣医コミュニケーション研究会(農場どないすんねん研究会:NDK)の開催協力を得て、平成25年度獣医療提供体制整備推進総合対策事業におけるコミュニケーションスキル向上のための研修会として以下の日程で「アサーション・トレーニング」を開催します。

臨床現場での円滑なコミュニケーションのために、ぜひご参加ください。

【日時・会場】
◎東京会場
開催日時:2014年2月24日(月)9:00~17:00
会 場:南青山会館
(港区南青山5-7-10)

◎大阪会場
開催日時:2014年3月1日(土)9:30~17:30
会 場:大阪コミュニケーションアート専門学校エコ校舎
(大阪市西区新町1-32-1)

【参加費】
500円(茶菓代。昼食は各自でご持参いただくか、近隣での外食をお願いします。)

【参加申込方法】
電子メールによる受付となります。タイトルを「アサーション・トレーニング参加希望」として、
本文に(1)所属とご職名、(2)お名前とフリガナ、(3)連絡先電話番号、(4)連絡先メールアドレスを記入し、下記連絡先メールアドレス宛に御連絡下さい。
申込多数の場合は受付を終了することがありますのでご了承ください。
連絡先:公益社団法人 日本獣医師会
獣医療提供体制整備推進協議会事務局(担当/松岡・守尾・長野・駒田)
TEL 03-3475-1601 E-mail kyogikai@nichiju.or.jp

※その他詳細につきましては、添付の案内をご参照ください。

アサーション・トレーニング講習会チラシ

アサーション・トレーニング参加者募集!


アサーション・トレーニングの講習会を紹介します。

ペットや産業動物の飼い主と日々向き合う臨床獣医師は、飼い主の意思や感情より、飼い主や動物達の利益を考えて診療に望む傾向があるかと思います。「アサーション」とは、自分の意思や考えを明確に伝えつつ、他者も尊重する自己表現です。他者を尊重しすぎて自らの考えが伝えられない、他者を顧みず強引に考えを述べる、そのどちらであっても診療はうまくいきません。アサーション・トレーニングは、アサーション・トレーニングは自分も相手もともに大切にする「自他尊重のコミュニケーション」を実現するための実践的訓練で、心の葛藤の多い臨床獣医師に対しても有効です。

今回は講義と演習を含めた実践的なプログラムを用意しています。アサーションに興味がある方も、アサーションという言葉を初めて耳にされた方も、ぜひご参加ください!

アサーション・トレーニング講習会チラシ


Eventsのページを作成しました。不定期に、紹介したいイベントの告知を行いたいと思います。

里山シンポジウム動物分科会


僕が関わっています、里山シンポジウム動物分科会の講演が決まりましたのでお知らせします!4月19日ですので、急になってしまいましたが興味ある方はぜひいらしてください☆
里山シンポジウム実行委員会HP
以下、転送大歓迎☆
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「農業が元気になり、人も元気になり、野生動物も水鳥も自立して元気になる♪」
第5回里山シンポジウム 里山と水鳥/里山と動物福祉 分科会共同企画
日時:平成20年4月19日(土)13時~
会場:Qiballきぼーる15F多目的室(千葉市中央区)
http://www.qiball.info/about/index.html
テーマ「農業が元気になり、人も元気になり、野生動物も水鳥も自立して元気になる♪」
 「里山と水鳥と農業」分科会では白鳥の自立化とは何か(餌付けのもたらす問題点と解決方法、生息地確保など)を問い、「里山動物」分科会では野生動物の被害防除を引き続きとりあげ、同時に「被害防除策」としての家畜の放牧など、野生動物・飼育動物双方の福祉についての話題提供なども行います。
 家畜も、野生鳥獣も、そしてニンゲンも、この世に生きているものみんなそれぞれの存在意義があることを再確認し、生き物の自立と共存に向けて「千葉で実際何ができるか?何をしていくか?」という具体的実現のためのアイデアを出し合う場になればと思います。
お待ちしています・・・♪
スケジュール
開会13:00~ 総合司会;石山 大(動物分科会副代表・獣医師)(受付開始12:40)
【第1部里山と水鳥と農業】
はじめに~今までの水鳥分科会経過説明~ 荒尾稔(水鳥分科会代表)
基調講演13:10~13:50 基調講演「大型渡り鳥白鳥類の餌付けからの脱却と自立化」
利根川下流域に大規模な水鳥の越冬地第2局を形成する会  荒尾 稔
報告13:50~14:00 感染症(鳥インフルエンザ)に関する最新の情報  加藤 賢三
【第2部 里山と動物福祉】
はじめに~今までの動物分科会経過説明~ 中野真樹子(動物分科会代表)
基調講演14:10~14:50 「里山農業のあり方~自然共生農業システムと家畜福祉畜産の開発~」
日本獣医生命科学大学 名誉教授  松木 洋一
14:50~15:20 「里山とツキノワグマ」里山と野生鳥獣との相対への考え方。
京都府立大学大学院生命科学研究科教授  田中 和博
【総合ディスカッション】
15:30~16:45「里山と水鳥」「里山と動物福祉」の2つの分科会を、総合して議論します
松木 洋一/田中 和博/栗原 裕治(NPO法人千葉まちづくりサポートセンター副代表)/荒尾 稔
コーデイネーター中野真樹子(獣医師)
資料代500円 事前申込み不要
連絡先: 090-9313-2054(荒尾 稔) 090-1997-6691(中野真樹子)
主催:里山シンポジウム実行委員会・千葉県・千葉市・東京情報大学・ちば里山センター・(社)千葉県緑化推進委員会