投稿者: daimode
グレードアップ
僕の観察用品のささやかなグレードアップを図りたい今日この頃!
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現在の状況
双眼鏡Binocular
Nikon 8x30E Ⅱ
http://www.kyoei-bird.com/
→非常に明るく、広い視野が売りのpopularな双眼鏡。横にでかいことと、防水ではないことが欠点。
だいもでのものは右視野のど真ん中にダニの死体があることが非常に残念…
スコープSpotting scope
kowa prominar TSN-4
20x~60xのズーム接眼レンズで使用
→今は後続機が出ているので発売していないそうですが、フローライトの名品!とのこと。丈夫だけど重いのがたまにキズ。
デジカメDigital camera
canon PowerShot A70
Canon PowerShot A70 (2003/03/20) Canon |
図鑑Field fuide
フィールドガイド日本の野鳥
フィールドガイド日本の野鳥 高野 伸二 (1982/01) 日本野鳥の会 この商品の詳細を見る |
日本の野鳥
日本の野鳥 叶内 拓哉、安部 直哉 他 (2000/05) 山と溪谷社 この商品の詳細を見る |
海鳥識別ハンドブック
海鳥識別ハンドブック 箕輪 義隆 (2007/01) 文一総合出版 この商品の詳細を見る |
→箕輪さん、ステキすぎます。
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野望
双眼鏡Binocular
スワロフスキーかライカのいいやつが欲しい!海鳥観察には非防水+8倍ではつらいっす
→稼ぐまで無理っす…
→今の双眼鏡のダニを除去したいけど金が…
スコープSpotting scope
もらい物なのですが非常に満足!
しかし、接眼レンズのズームがいまいち良くないのでワイドにしたい!
→30xワイドの接眼レンズであるTSE-14WDがほしい
デジカメDigital camera
画像記録がかなりもたつくし、電池の切れが早いような気がするけどそれなりに満足。僕には400万画素以上は必要ないし。
→壊れるまでこのまんまでいいや~
図鑑Field fuide
図鑑がいろいろとほしい…。
シギチドリ類ハンドブック
シギチドリ類ハンドブック 氏原 巨雄、氏原 道昭 他 (2004/04/27) 文一総合出版 |
日本の鳥550 山野の鳥
日本の鳥550 山野の鳥 五百沢 日丸、吉野 俊幸 他 (2004/04) 文一総合出版 この商品の詳細を見る |
日本の鳥550 水辺の鳥
日本の鳥550 (水辺の鳥) 桐原 政志、山形 則男 他 (2000/02) 文一総合出版 この商品の詳細を見る |
etc…
けれども、いま、一番欲しいのが海の図鑑!
Seabirds of the World (Photographic Handbooks)
Seabirds of the World (Photographic Handbooks) Jim Enticott、David Tipling 他 (2002/08/01) New Holland Publishers Ltd この商品の詳細を見る |
Seabirds (Helm Field Guides)
Seabirds (Helm Field Guides) Peter Harrison (1991/07/31) Christopher Helm Publishers Ltd この商品の詳細を見る |
でで、その中でも特に欲しいのがこれら↓
A Field Guide to Seabirds of the World
A Field Guide to Seabirds of the World Peter Harrison (1987/09) Stephen Greene Pr この商品の詳細を見る |
Albatrosses, Petrels, & Shearwaters of the World (Princeton Field Guides)
Albatrosses, Petrels, & Shearwaters of the World (Princeton Field Guides) Derek Onley、Paul Scofield 他 (2007/04/16) Princeton Univ Pr この商品の詳細を見る |
National Audubon Society Guide to Marine Mammals of the World (National Audubon Society Field Guide Series.)
National Audubon Society Guide to Marine Mammals of the World (National Audubon Society Field Guide Series.) Randall R. Reeves、Brent S. Stewart 他 (2002/04/02) Alfred a Knopf この商品の詳細を見る |
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そんなわけでささやかなグレードアップを!心に潤いを!
30xワイドの接眼レンズであるTSE-14WDをご購入!
Albatrosses, Petrels, & Shearwaters of the World とNational Audubon Society Guide to Marine Mammals of the Worldはアマゾンで購入予定!
A Field Guide to Seabirds of the Worldはどうやったら安く(原価に近い値段で)手にはいるのだろうか…。中古でも探すかなぁ~
島は進化の実験場
ところが海洋島ではどうだろうか。海の中に裸で登場して、少なくとも陸上生物はゼロから出発した海洋島では、何百万年かの間にたまたま移住に成功した種類だけでフロラやファウナがつくられた。1)
(小野幹雄著、「孤島の生物たち」より)
<1. Introduction>
小笠原諸島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれています。それは南米エクアドル沖にあるガラパゴス諸島と同様に、独自の進化を遂げた生物たち(=固有種、固有亜種)が多く住む島であるからです。では、なぜこれらの島において生物たちは独自の進化を遂げるのでしょうか?他の島々と何が異なるのでしょうか?
今回は、小笠原諸島とガラパゴス諸島を比べる形で、その理由をコンパクトにまとめてみたいと思います。
<2. 島があるとき突然出現する>
島は、大きく「海洋島」と「大陸島」に分けることができます。小笠原諸島とガラパゴス諸島は共に「海洋島」です。海洋島とは火山活動などにより成立し、以降一度も大陸につながったことのない島のことです2)。それに対し、大陸の一部が切り離されてできた島は大陸島と呼ばれています。これには琉球列島や日本列島も含まれます。
まず、図1,2を見てください。この図はgoogle earthにおいて、現在の火山(海底火山を含む)をピックアップしたものです。
図1
図2
これを見て分かるように、これらの島は火山活動により出現しました。それぞれ、小笠原諸島は500万年前、ガラパゴス諸島は300万年以上前のことです。1), 3)
<3. “ある生物”がたどり着く>
大陸島では、島の面積により種数は限られるものの、大陸の動植物が乗っています。それに対し、生まれたばかりの溶岩のみでできた海洋島に生物はいません。そこに、土が運ばれ、植物の種子が運ばれ、虫がたどり着き、ようやく少数の生き物たちが住み着くようになっていきます。
生物が大洋中に隔離された海洋島へやってくるには、「海流」、「気流」、「鳥」の力が必要です。日本においては、黒潮や偏西風、East Asian-Australasian Flywayなど、「地理的な要因」が大きく影響しています。図3, 4
図3(教員研修センターweb site内、研修支援情報より)
図4East Asian-Australasian Flyway(The Australasian Wader Studies Groupのweb siteより引用)
しかし、これらの条件だけで、全ての生物がたどり着くわけはありません。それに加えて「生物学的な要因」が必要になります。海洋島には本来、大型哺乳類やカエルはいません。図5を見てください。この図は、陸上生物が海を越えて分散できる最大の距離を示したものです。4なお、東京から小笠原諸島父島までが約1000km、ガラパゴス諸島も南米大陸から約1000km離れています。つまり、陸ガメまでがぎりぎり到達できるようです。
よって、地理的かつ生物学的要因がそろった生物だけが海洋島にたどり着くことになります。図6, 7
<4. 島は進化の実験場>
以上に述べてきたように、海洋島には限られた生物のみで形成された生態系ができあがります。起源地に比べると種数も少なく、生態学的に特定のニッチが空白になることもあります。この幸運に恵まれて島にたどり着いた生物だけが、独自の進化を遂げる権利を与えられるのです。
植物は草食哺乳類の食害に対する防御機構(棘、異臭、毒物)を退化させ、果実や種子の巨大化により散布能が低下し、草本性の分類群が木本化して木本のニッチを埋めます。動物においては飛翔力を失った昆虫類や鳥類が進化し、捕食者からの逃避習性をもたなくなります。2)また、同一起源の種がニッチの細分化を起こしつつ適応放散して進化することも多い。図8
このような過程により、小笠原諸島やガラパゴス諸島では特色ある動植物が住む環境になりました。最後に、これらの島における固有種を表1にまとめます。
<5. Reference>
1)小野幹雄、孤島の生物たち、1994
2)巌佐庸・松本忠夫・菊沢喜八郎・日本生態学会、生態学事典、2003
3)神奈川県立 生命の星・地球博物館、東洋のガラパゴス 小笠原、2004
4)Chris Lavers、ゾウの耳はなぜ大きい?、2002
5)教員研修センター;web site
6)The Australasian Wader Studies Group;web site
07/04/30 飛島③、飛島航路
赤字は嬉しかった種、注目種を示しています。
グレー字は僕以外の人が確認した種を示しています。
太字はライフリスト更新種を示している…かもしれません。
飛島は、たった3日間でしたが、でっかいスコープ持って絶えず動き回っていたので、非常に疲れました。筋トレの島ですね…。
【県 名】 山形県
【市町村】 酒田市
【場 所】 飛島
【年月日】 2007年4月30日(月)
【時 刻】 4:30~13:30
【天 候】 晴
【観察者】 オカP、imeko、くまさん、kuina、カンダ、だいもで
【環 境】 離島
【観察種】
1. ウミウ 23. コルリS 45. ホオジロ 2. ヒメウ 24. ルリビタキ 46. ホオアカ 3. アマサギ 25. ジョウビタキ 47. コホオアカ 4. コサギ 26. ノビタキ 48. キマユホオジロ 5. マガモ 27. イソヒヨドリS 49. カシラダカ 6. トビ 28. カラアカハラ 50. ミヤマホオジロ 7. サシバ 29. クロツグミ 51. ノジコ 8. ハヤブサ 30. アカハラ 52. アオジ 9. オオセグロカモメ 31. シロハラ 53. クロジ 10. ウミネコ 32. マミチャジナイ 54. アトリ 11. カラスバトS 33. ツグミ 55. カワラヒワ 12. ツツドリS 34. ヤブサメ 56. マヒワ 13. アオバズクS 35. ウグイス 57. ベニマシコ 14. アマツバメ 36. ムジセッカ 58. ウソ 15. アリスイ 37. エゾムシクイS 59. シメ 16. ヒメコウテンシ 38. センダイムシクイ 60. ニュウナイスズメ 17. ツバメ 39. キビタキ 61. スズメ 18. ハクセキレイ 40. オオルリ 62. コムクドリ 19. ビンズイ 41. コサメビタキ 63. ハシボソガラス 20. ヒヨドリ 42. ヒガラ 64. ハシブトガラス 21. コマドリ 43. シジュウカラ 番外. ドバト 22. ノゴマ 44. メジロ
【備 考】
コマドリの落鳥を知人より頂いた。
【雑 記】
やっと飛島らしく、変な鳥の噂を聞く日であった。
キマユホオジロが出ていたヘリポートで、オオマシコだかアカマシコだかが出ていたらしいが、僕らが行ったときにはいなかった。他にも、レンジャク、ムギマキ、ハギマシコの噂があったが発見できず。
カラアカハラは最後の最後に集落に戻る階段で発見。ブルーの入った背中には一同興奮した。
【場 所】 飛島航路(飛島→酒田港)
【年月日】 2007年4月30日(月)
【時 刻】 13:30~15:00
【天 候】 晴
【観察者】 オカP、imeko、くまさん、kuina、カンダ、だいもで
【環 境】 航路
【観察種】
1. シロエリオオハム(1) 7. オカヨシガモ 13. ウミネコ 2. カンムリカイツブリ(1) 8. ヒドリガモ 14. コアジサシ 3. オオミズナギドリ 9. ホシハジロ(1) 15. ウミスズメ(10) 4. ハシボソミズナギドリ(5) 10. キンクロハジロ(2) 16. ウトウ(20) 5. ウミウ 11. ハイイロヒレアシシギ(15) 番外. カマイルカ 6. カルガモ 12. オオセグロカモメ
【雑 記】
シロエリオオハムは夏羽の美しい個体であった。
カンムリカイツブリ?はアビ類だと思って見ていたら、肩にはっきりと白線があった。
酒田湾の堤防上にコアジサシ多数。近くで繁殖するのかしれない。
カマイルカは船の直近で何度もダイブ!船から歓声が多数上がった。
07/04/29 飛島②
赤字は嬉しかった種、注目種を示しています。
グレー字は僕以外の人が確認した種を示しています。
太字はライフリスト更新種を示している…かもしれません。
飛島の2日目は大変疲れる日であった。
朝から起きて、鳥を探すもどーも鳥影が薄い。仕方ないのでメインの道を右へ左へと行ったり来たりするはめに。。。
荒崎海岸にも行ったけど、変なタヒバリは全く見なかった。前回に行ったときは、ムネアカタヒバリとかがいて結構楽しかったんだけどなぁ~
【県 名】 山形県
【市町村】 酒田市
【場 所】 飛島
【年月日】 2007年4月29日(日)
【時 刻】 5:15~18:30
【天 候】 晴
【観察者】 オカP、imeko、くまさん、kuina、カンダ、だいもで
【環 境】 離島
【観察種】
1. ウミウ 23. タヒバリ 45. ヒガラ 2. ヒメウ 24. ヒヨドリ 46. シジュウカラ 3. アマサギ 25. コマドリ 47. メジロ 4. ダイサギ 26. ノゴマ 48. ホオジロ 5. チュウサギ 27. コルリ 49. カシラダカ 6. コサギ 28. ルリビタキ 50. ミヤマホオジロ 7. オシドリ(♂1, ♀1) 29. ジョウビタキ 51. アオジ 8. マガモ 30. ノビタキ 52. クロジ 9. カルガモ 31. イソヒヨドリ 53. シベリアジュリン?(オオ?) 10. トビ 32. トラツグミ 54. アトリ 11. ハヤブサ 33. クロツグミ 55. カワラヒワ 12. セグロカモメ 34. アカハラ 56. マヒワ 13. ウミネコ 35. シロハラ 57. ベニマシコ 14. カラスバトS 36. マミチャジナイ 58. ウソ 15. オオコノハズク 37. ツグミ 59. シメ 16. アオバズクS 38. ウグイス 60. ニュウナイスズメ 17. アマツバメ 39. ムジセッカ 61. スズメ 18. アリスイ 40. エゾムシクイ 62. ムクドリ 19. ツバメ 41. センダイムシクイS 63. ハシボソガラス 20. キセキレイ 42. キビタキ 64. ハシブトガラス 21. ハクセキレイ 43. オオルリ 番外. ドバト 22. ビンズイ 44. コサメビタキ
【備 考】
オオコノハズクは防鳥ネットに生きたまま絡まっていた。
アオバズクは食後に農道の道にて声を確認。
【雑 記】
全体的に鳥影は少ないように感じた。
???ジュリンは荒崎海岸にて確認。第一印象はオオジュリンであったが、脇の模様がなく、全体的に白っぽい感じ。まさかシベリアジュリンか、と図鑑と比べようとしていたら飛ばれてしまい見つからなかった。
夕暮れ時に学校裏にてオカPとkuinaさんが、妙に背面がグレーな謎ムシクイを見たらしく、図鑑と見比べてチフチャフに違いないと言っていたけど、真相は定かではない。
ムジセッカはウグイスに酷似している。地鳴きが「タック、タック」であったので、探してみるとウグイスらしきものが出現。でも少し小さい…媚班も少ししっかりしてるか…。鳴かないと分からないぞ、これは…。
オオコノハズクのことは以下を見てください。