外陰部の乳頭腫


繁殖検診の際、陰部に腫瘤を発見した。
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乳頭腫であった。

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乳頭腫は未経産牛で発症が多く、パピローマウイルスによって引き起こされる。発生部位は乳頭や皮膚に多いが、消化器を始め、粘膜にも形成される。生殖器だって発生部位に含まれるが、発見したのは初めてであった。

切除して、パピローマウイルスの研究者にサンプルとして提供した。

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「外陰部の乳頭腫」への2件のフィードバック

  1. 初めまして。北海道の産業動物獣医師です。
    この腫瘤なんですが、切除方法について教えていただけるとありがたいです。
    2,3度みかけたことがありますが、出血等を懸念してそのままにしてました。

    1. >ankoさん
      質問ありがとうございます。通常、僕は乳頭腫に輪ゴムをかけて自然に壊死するのを待つ古典的な手法を行っています。感染の恐れはありますからなるべく出血はさせたくないですもんね。ただ、今回はサンプルを提供する必要があったため、輪ゴムをかけた上で切除をしました。

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