2/26 腟炎 Tweet 現在の乳牛は腟内環境も悪化していると思っている。 乳量が増えた結果、発情が微弱化している。その結果、プロジェステロン腟内徐放剤の使用が増えてきた。確かに発情は来るし、受胎するのだが、腟炎をどうしても併発する。中にはそのまま腟炎が持続する牛もいる。 また、尿腟の牛も思いの外多い。当然、尿も刺激となり腟炎を起こしやすい。 腟鏡で腟の世界を覗いてみると、分かることがたくさんあり考えさせられる。 Tags: Vaginitis, 腟炎
炎症になりやすい身体の状態、があるのではないか、と感じています。人では糖尿病の状態、 馬では急性で濃厚飼料を多食したとき、血液検査で、リパーゼが上昇していましたが、その時、嘔吐とともに、直腸粘膜や皮膚、蹄冠に、少しの刺激で炎症が起こる症状が見られました。幸い一過性で、回復しました。 アルパカ死亡例で、膵島細胞の減少と膵臓、子宮の多数血栓形成が見られた症例があり、(報告されると思いますが、)蹄部の炎症も見られました。 アルパカは生前血液検査で、アミラーゼの上昇が見られました。 膵酵素に着目して、蹄や子宮の炎症に、関連が何か分かるのではないか、と推理しています。検査も人で安価で早いので、将来的に臨床に利用できる可能性も?、と思いますが、いかがでしょうか。漠然としててすみませんが。 返信
>きなこさん いつもありがとうございます。炎症になりやすい状態なのではないか、というのはもっともな意見です。実は写真の牛も、腟炎だけでなく、食欲不振で診療依頼がありました。発熱も腟炎の治療も兼ねて抗生物質で治療を始めたら、すぐに全身状態は良くなり、さらに腟炎にも効果があるようでしたね。 正直、アミラーゼについては牛において通常計る項目ではないため知識を持ち合わせていません。ただ、計っっていないというだけで、調べてみると面白い発見は大いにあるではないかと思っています。 返信
炎症になりやすい身体の状態、があるのではないか、と感じています。人では糖尿病の状態、
馬では急性で濃厚飼料を多食したとき、血液検査で、リパーゼが上昇していましたが、その時、嘔吐とともに、直腸粘膜や皮膚、蹄冠に、少しの刺激で炎症が起こる症状が見られました。幸い一過性で、回復しました。
アルパカ死亡例で、膵島細胞の減少と膵臓、子宮の多数血栓形成が見られた症例があり、(報告されると思いますが、)蹄部の炎症も見られました。
アルパカは生前血液検査で、アミラーゼの上昇が見られました。
膵酵素に着目して、蹄や子宮の炎症に、関連が何か分かるのではないか、と推理しています。検査も人で安価で早いので、将来的に臨床に利用できる可能性も?、と思いますが、いかがでしょうか。漠然としててすみませんが。
>きなこさん
いつもありがとうございます。炎症になりやすい状態なのではないか、というのはもっともな意見です。実は写真の牛も、腟炎だけでなく、食欲不振で診療依頼がありました。発熱も腟炎の治療も兼ねて抗生物質で治療を始めたら、すぐに全身状態は良くなり、さらに腟炎にも効果があるようでしたね。
正直、アミラーゼについては牛において通常計る項目ではないため知識を持ち合わせていません。ただ、計っっていないというだけで、調べてみると面白い発見は大いにあるではないかと思っています。