就職して新人研修以来、スーツを4日間も着続けて学会や研修や会議に参加していた。
日本獣医師会獣医学術学会年次大会(千葉)では一般口演での発表をし、産業動物の報告に加え、学位取得や論文作成についての講演に積極的に参加した。今の僕には一番切実な問題である。
その中から、英語の勉強のヒントになる言葉を、演者の言葉から抜粋。
「Paperを読みまくり、国際学会で直接著者と話をして指導教官を探した。」
「英語の勉強は、とにかく話すことが大事だと思っている。ラジオ英会話を中心に20年間勉強し続けた。今なら、オンライン英会話が良いかも」
「最新の論文を読みなさい。参考にできる論文を見つけることに心血を注ぐべき。確実に参考にできる論文を見つけられれば、自分の論文にあうように言葉を入れ替えて、書いていく。自動的に論文ができていくが、変換できない部分は残る。そこは謙虚に足りない部分かどうかを自問自答してみる。」
「論文は最初から英語で書いた方が早い。日本語を英訳していくのは実は大変。不完全でいいから、最後までとにかく書く。そして、悲惨な論文をみんなで修正していく。始めなければ、ずっと書かないし書けない。関連論文や教授の持っている論文を読み、使えそうなフレーズを集めた。英語の勉強は、車内で大統領演説のCDをとにかく聞いていた。」
「日常の診療でも、アップデートを洋書や文献で取り入れる。常日頃から英語に接していくことが大事。」
しかし、どの先生も英語の勉強に苦労したという話を聞いたのが印象的であった。当たり前であるが、英語も努力しなければ身につかないのだろう。頑張ろう。
そして、獣医師のためのアサーション・トレーニングが東京会場で行われた。グループに分かれて、参加者同士でアサーティブな表現を探っていった。
アサーションを知ると、自分の心の動きに敏感にろうという意識が生まれる。そして、それを口に出すことで相手により伝わりやすい場面もあるし、自分自身の悩みが減る場合も多い。
まずは、自分自身、DESC法(Describe, Express, Specify, choose)を日常生活で実践していこう。