8/18 竜馬がゆく:全八巻を読んだ


竜馬がゆく
司馬 遼太郎著

言わずと知れた坂本龍馬の生涯をまとめた大作。「事をなす人間の条件」について書きたかったと著者は述べている。そして、あとがきには「私心を去って自分をむなしくしておかなければ人は集まらない。人が集まる事によって知恵と力が持ち寄られてくる。」と、その条件を挙げている。私利私欲を捨て、自分でできない事を協力してもらうことが肝要なのだろう。
この小説感化された人間は多いと思う。やはり、僕だって、この世に何を成せるものかと考えてしまう。
竜馬はまず、北辰一刀流を極めることから、事が始まった。まずは、どんなに小さい事でも一番を目指してみよう。


先日の暑気払いで、再雇用の大先輩獣医師が心に残る事を話していた。「君たち若い獣医師を見ていると、時代がどんどん変わっているのを実感する。君たちの知り得たことは、獣医師に返すのではなく、直接農家に返して行くと良いのではないか。」
農家に学び、農家に返す。カンゾー先生になってはやはりいけないと感じた。

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