できそこないの男たち



できそこないの男たち
福岡 伸一著
相変わらず福岡伸一の生物学サスペンスは面白い!本書では、男を女から男に変えるSRY遺伝子の発見の舞台裏を中心に、男とは何なのかを考察している。
生物の基本仕様はメスである。しかし、Y染色体上にあるSRY遺伝子が働くことで、生物はオスへと改造される。SRY遺伝子が働いた結果精巣ができ、精巣からの男性ホルモンが男らしく全身を変える。
要点は以上だが、では、フリーマーチンとは何なのかが気になった。牛では、異性多胎で産まれると、メスが一部オス化してしまう。つまり、繁殖できるまでに至らず、牛乳生産に使えなくなる。
教科書を読むと、フリーマーチンでは一部がキメラになっているらしい。牛の多胎では胎盤構造から細胞がお互いに混ざるのだろう。精巣の元になる細胞が一部移れば、その細胞のSRY遺伝子が働き、フリーマーチンのメスはオスへと改造されるのだろう。

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