酪農家 獣医師:一緒に知恵を



 同僚の大先輩の本です。酪農を家業としながら臨床獣医師として働く著者が、実際の酪農の現場を両方の視点から見つめている。獣医学視点が入った酪農家話が満載で、参考になることが多い。
 特に繁殖、飼料、管理に関する記述は勉強になった。
自分へのメモ〈How to 飼料設計〉
①何が問題になっているかを明確化
②現状の飼料分析
③飼料設計開始。2産泌乳中期、乳量30キロでスタート。
・現状の内容を入力
・DMIを合わせる。体重の2%の粗飼料設計、乳量の3分の1の濃厚飼料という213ルールを意識する。
・繊維量を合わせる
・蛋白質を合わせる
・ミネラルを合わせる
④現場で意向を再確認して実行
⑤牛の観察。乳質の観察。
・乳質は乳脂肪、乳蛋白質、MUNをモニター
・乳量は落ちていなければOk
・糞は4-7日で変化
⑥長期的なモニターとフィードバック
・繁殖は15日から、長くても2ヵ月以内に変化する。

No tags for this post.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*