僕の上司は、病牛を治した時に「拾えた」と表現する時がある。「落ちかけた=死にかけた」ボールを僕たちの微力ながらの支えで食い止めるイメージだろう。
僕は今日、「拾えた」であろう下痢の子牛を「落として」しまった、可能性がある。冬は子牛の下痢が多い。脱水した子牛には補液がよく効く。大丈夫であろうと判断し、補液を怠った自分が悔やまれる。
眼球のわずかな陥没も見落としてはならない!これは自分への訓戒である。
個体診療の仕事は、落ちそうなボールをどれだけ拾えるか、ということだろう。
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手帳カバーは着々と進んでいます。後ろはすでに完成し、
前面にはボタンをつけました。あとは縫うのみ!