2019/8/2 夏の蹄病(7/24~7/31)


夏から秋にかけて蹄病は増える。暑い季節の蹄病写真を羅列します。


蹄底潰瘍 Solar ulcerationで、底真皮から疣状に突出していた。疣は輪ゴムをかけて壊死させることにした。

Before


After


白帯病 White line disease

Before


After


After


趾皮膚炎 Digital dermatitis

Before


After


趾皮膚炎 Digital dermatitis

Before


After


趾皮膚炎 Digital dermatitis

Before


After


蹄底潰瘍 Solar ulceration

Before


After


蹄底潰瘍 Solar ulceration

Before


Before


After

2019/4/4 趾皮膚炎の治療と獣医師国家試験


この時期は何かと忙しくていけない。最近、削蹄時の写真をアップロードするのを怠っていた。昨日の蹄病治療の写真を掲載します。

Figure 1. 治療前の右後肢蹄底

Figure 2. 削蹄後の右後肢蹄底

趾間に趾皮膚炎の病変を認めた。非常に疼痛が強かった。


第70回獣医師国家試験をパラパラ見ていたら、今年も蹄病が2問ほど出題されていた。出題内容は蹄底潰瘍(D問題課題10)と趾皮膚炎(B問題問70)だった。

今回の症例も、B問題問70(趾皮膚炎)の回答の通り、「蹄球部の蹄角質に隣接する皮膚に発生する。」で正しかったし、「テトラサイクリンやリンコマイシンへの反応が良好である。」ので、適切に治療しましたよ。

でも、牛に使用できないリンコマイシンを国家試験の模範解答に出す意味はあるのかなぁ?

蹄底潰瘍


引っ越ししたり、本格的に論文を書き始めたりで、忙しく日々を過ごしている。ブログの更新が滞っていますが、ご了承ください。


本日は久しぶりにグラインダーで蹄病治療をした。

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右後肢Before
ナックル姿勢で、蹄への負重を嫌っていた。

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After
蹄底潰瘍があり、病変は軸側溝へと進んでいた。できる限り周囲の蹄組織も薄くして減圧し、綿花包帯で終了した。