株主総会
JALの株主総会に初めて参加した。僕の投資ではないのだけど、僕名義で親が株を買っていたのである。昨今の買収騒ぎで関心が高まっているなか、物は試しと僕も参加することにしたのです。
30分前には会場に着いたのですが、例年より参加者が多いらしく長蛇の列。結局、メインの会場は満杯で第二会場に案内されてしまった。
第二会場では悲しいかなモニター越しに様子を見ます。なんだかテレビを見ているようであまり楽しくない。肝心の話も、形式通りに次々と進んでいきます。株主総会なんてこんなもんなのかと思っていたら、ようやく質疑応答の時間になった。
怒り爆発の個人投資家が多く、その後はまさに混沌としていた。
財政面、安全面の質問から株価の値下がり、インサイダー取引ではないのかという追求、JALの対応への文句やサービス向上、退任要求やら個人の悪口、自分の作文らしきものを延々読み始める人まで…実にいろんな人がいるんだなぁと変な心境で眺めていました。ヤジは飛びまくるし、警備員に連行される人はいるし、モニター越しに札束らしきものが乱舞してるし、メイン会場は本当に楽しそうでした。
個人株主が投資について興味を持つようになったのはいいことだと思うけど、それだけいろんな人が来て意見を述べる権利があるわけで、対応する方も大変なんだろうな、と思った。もちろん、それらに対して説明する責任が運営側にはあるわけですが。
しかし、肝心のそれらに対する説明は貧相でした。精一杯やっている…、中期計画の途中なので…、株主総会と直接関係ないから…
等…
ちょっとおそまつでした。(「おそまつだぞ」、っていうヤジに社長は「おそまつでなく、自分は西松です」などと笑いを取っていたけど)
結局、株主総会で分かったことは、経営状態が厳しいから無配当ってことでした。JALの先行きは暗いですね。
あ、期待していたお土産は図書カードでした。500円分の…
JALの先行きはやはり暗い。
カテゴリー: よしなし事
Candle Night !!
2007/06/27加筆
Candle Night !!
24日は公務員試験でした。出来の問題は置いておいて、終了後に友人と東京タワーに行ってきました。
なんでも、「100万人のCandle Night」のイベントがあるらしい!
100万人のキャンドルナイト 2007
http://www.candle-night.org/
てなわけで芝公園に駆けつけました。しかし、着くとあいにくの天気で雨がぱらぱら…
そしてとうとう、いろんなブースを見てるうちに本降りになってしまった。
なんでこんな梅雨の時期にやるんだろうかと思ったけど、どうやら夏至に近い日曜でやっているらしい!でも夏至でなくても良い気がするけど…
さて、そんなわけで環境省のブースにて、アンケートに答えたら今話題の電球(写真)をもらいました!阿部首相でおなじみの10倍長持ちEco電球を頂きました。
パルックボール プレミア
http://national.jp/product/conveni/lamp/pb_premier/
この手のEco商品は興味があるんだけど使ってみないと効果が分かりづらいのが手を出しづらい点ですよね!ましてや電球の効果が分かるのは時間かかりそう…。電球が切れたときには、いつにそれを設置したんだか忘れてますよね(笑)
Eco商品といえば、昨日ホームセンターに行ったらEneloopが売っていて物欲にそそられました。こちらは評判がいいので、買おうかな!
SANYO 「eneloop」 急速充電器セット N-M58TGS (2006/12/01) 三洋電機 |
え、Candle Nightはどうしたかって?
…雨が結構降ってたので、公園で缶ビール飲んでから帰りました(笑)
肝心のCandle Nightは見てませ~ん!!
食費
2007/0619写真追加
食費
忙しくて、なかなか更新できずにいます。出かけてもいないから面白いネタもないわけですけど。
昨日は後輩らがカワウ勉強会をやるというので見に行ってきました。
「段取りがなっとらんぢゃないか!」っていうのは、うちの教授の口癖として置いておいて、なかなか面白かったです。遅刻して半分しか聞いてないけど。噂によると、1年生のスライドが優秀だったとか。
さて、一番興味深かったのは、「漁業被害」についてでした。
カワウの食べた量をお金に換算してるだけじゃないのか…、等の質問のやりとりを聞いてて今更ながらハッとしてしまいました。
「漁業被害額=カワウの食費」ではないか?!
しかも、現在の人間界の価値から見ての。
そう想像してみるとなかなか面白い。カワウが市場に新鮮な魚を品定めしてたり、漁協に稚魚の買い付けに行ったり。もしくは釣り人のように遊魚料を払って釣りに行くかもしれない。今朝は近場でと、スーパーに買い物に来ているかもしれない。
漁業被害額は、そんな仮定での彼らの食費なのかも。
脳内スーパーでばったり会ったカワウに、今度ぜひ話を聞いてみたいものである。
いろいろ愚痴が聞けそうだ。
論文の紹介
今週のNature誌に面白そうな論文が載っていたので紹介します!
West-Nile Virusと鳥類の動態に関する論文です。日本語のabstractだけだとちょっと良く分からないかも知れませんが、転載しておきます。
さらっと、中身を見てみると、各種鳥類の観察記録とつき合わせてWest-Nile Virusの影響を評価している感じです。定量化して使えるデータがちゃんとあるってとろこがすばらしいですね☆
さて、これを見てふと思ったんですが…
日本には論文等に使える観察記録のデータベースは存在するのだろうか??
日本野鳥の会、山階鳥類研究所、鳥類保護連盟、日本鳥学会etc…いろいろ団体はあるけれど、辺縁の記録を統合してはいないのだろうか?
例えば、野鳥の会の”ある支部”で記録を報告したら、その情報はどこまで上に報告が上がるのだろうか?その支部止まりなのだろうか?いまいち全体像が見えないような気がして仕方がない。
一斉カウントとかも、地域ごとだったり、小さな団体や個人がやっているのしか知りません。
誰か教えてください…
…ん。というか、いま思い出したけど、それが「モニ1000」なのかな。一般のウォッチャーは参加できないけど。
モニタリングサイト1000
http://www.biodic.go.jp/moni1000.html
以下転載
生態:ウエストナイルウイルスの到来と北アメリカ鳥類個体群の大規模な減少 . (Title in English; West Nile virus emergence and large-scale declines of North American bird populations).
Shannon L. LaDeau1, A. Marm Kilpatrick2 & Peter P. Marra1
1. Smithsonian Migratory Bird Center, National Zoological Park, Washington DC 20008, USA
2. Consortium for Conservation Medicine, New York, New York 10001, USA
Correspondence to: Shannon L. LaDeau1 Correspondence and requests for materials should be addressed to S.L.L. (Email: ladeaus@si.edu).
新興感染症は、21世紀における在来種保全にとって大変な難題となる。移入された病原体が引き起こす疾患は、アメリカグリ、ハワイ産鳥類、そして多くの両生類などで、種の豊富さに大きな影響を与えてきた。宿主個体群サイズの変化は、群集組成と生態系機能に著しい変化をもたらす可能性がある。しかしながら、移入された感染症のもたらした影響を特定し、それを(気象条件のような)個体群動態に影響する他の外力と区別することは困難であり、これを行うためには移入前後にわたる多量のデータが必要である。今回我々は、Breeding Bird Survey(BBS;繁殖期鳥類カウント調査)から得られた26年間の記録データを用い、北アメリカに生息し、宿主となる可能性がある20種の鳥類についてウエストナイルウイルス(WNV)の影響を判定した。そして、4科7種について個体群サイズの重要な変化が実証された。この結果は、事前予測および、時空間的な病原体伝播の強度と一致するものである。アメリカガラスの個体数はWNVの移入以後、以前の45%まで減少した。また、影響を受けた7種のうち、2005年までにWNV移入以前の状態まで回復したのは2種のみであった。これらの結果は、1つの侵入種が多様な動物群集にさまざまな地理的スケールで影響を与えうることを明らかにしており、侵入以後の群集の応答が複雑であることをはっきり示している。
東葛飾を攻める
東葛飾を攻める
日曜日に久しぶりの千葉巡りをすることにした。というのも、自分用の千葉県地図を買ったのだ!
地図を見ていると無償に旅がしたくなる。最初は南房総に行こうと思ったけど、無難にサイクリングにした。だが、ヨシゴイに会えるまで決して帰らないという固い決意のもとに…
そんなわけで、まずは水元公園を目指した。わりと近いのに未だに行ったことがなかったのだ。ここならヨシゴイも見れるでしょ!
一路江戸川土手を南下する。
河川敷はオオヨシキリが騒がしい。そんななか、託卵を狙っているのかカッコウの声☆姿もばっちし見れてLucky! さい先良いスタート!
水元公園にはあっさり到着。人は多いものの、結構環境は良く、時期に行けば鳥も出そうな感じ。川に葦と蓮の水面があり、いかにもヨシゴイが出そうな雰囲気だが見つからない。
それに屈することなく、コロニーでカワウのリング探しを努力するも見つからない。ヒナはかなりでかく、そろそろ巣立ちそうな感じ。アオサギも繁殖してました。とりあえず、近くに来た家族連れにスコープで見せてたら、次々に人が来てミニ観察会になりました。みなさん結構感動していました。良かった良かった。
仕方がないのでさらに南下し、”じゅん菜池公園”を経由して、ヨシゴイが毎年繁殖しているという市川大野の”こざと公園”へ進むことに。
じゅん菜池公園は斜面林とその下につながる湿地・池という感じで、渡りや冬には何かが入りそうな気配!が、しかしながら夏はだめかな…仕方がない。
道に迷いながらようやくこざと公園に到着!アカハジロのとき以来か。が、ヨシゴイの姿はない。
近くにいたおじさんに聞くと、今年も来てはいるとのこと。とりあえずは待つことに…
写真はここで繁殖していたバンのヒナ。ふわふわしていてかわいい…
しばらくして、ようやくヨシゴイは出現。雌が1羽だけだったけど堪能させてもらいました!でも、本当に葦原の忍者だね、彼らは!!
かくして、6時間・30キロに及ぶ東葛飾サイクリングはようやく幕を閉じたのだ。