Evernoteの履歴機能に助けられる


とある原稿のため、Evernoteのweb版で記事を執筆していた時の事であった。キーボードを変に触ってしまったらしい。一つのノート内の原稿が全て消去されてしまった。アッと思ったときは時すでに遅しで、自動更新されてしまっていた。本当に一瞬の出来事であった。

「戻る」ボタンはどこだっけかな、と見渡すもそのような機能はなかった。元に戻せないと気づき呆然とした。google先生に検索して聞くと、Evernoteのプレミアム会員だと「履歴機能」があり復元できることが分かった。しかし、僕は無料会員であったので、その機能はついていなかった。これからプレミアム会員になっても、果たして過去のノートの履歴まで復活できるであろうか?しかし、今までに費やしてきた時間を考えると、やってみるしかなかった。

お金を払っても良かったのだが、「Evernote紹介プログラム」を利用して、1か月限定のプレミアム会員になることにした。妻に泣きつき登録してもらうと、すぐにポイントをもらえ、プレミアム会員になることができた。

ノート内の右上の「情報」をクリックすると、今まで無かった「履歴を表示」が増えていた。クリックすると、1日前のものであるがノートの履歴が残っていた。
evernote

思わずガッツポーズ!被害は最小限で済んだが、自動更新の恐ろしさを思い知った。

NLM Director’s Comments Podcasts / 肺雑音を録音


Podcastをラジオの代わりに延々と車内で流しながら診療をしているが、新しく聞き始めたNLM Director’s Comments Podcastsがなかなか良さそうだ。

内容は、医学にまつわる研究の紹介や最新トピックスが主である。6~8分の長さが丁度よく、聞き取りやすいスピードもありがたい。Transcriptもついている。NEJM Podcastほど数字が入り乱れないので、なんとかついていけそうな気がする。

英語初級者が科学系英語の学習に使えるPodcastとして、平易さ、時間、Trasnscriptの有無、更新頻度は非常に重要であると思う。以下に理由を述べる。

1. 平易さ
ゆっくり、はっきり話してもらえる方が当たり前であるが聞き取りがしやすいし、口語ではなく正しい英文法の文章の方が勉強になる。聞き取れない英語を延々と聞き続けても英語力はつかないし、勉強する以前に心が折れてしまう。身の丈に合った内容が重要だと思う。

2. 時間
科学系のPodcastは1~60分ほどまで各種ある。いろいろと闇雲に聞いてみたが、分からない内容を延々と聞いていても、naitiveの英語に耳は慣れるが会話についていけず飽きてしまう。1~10分までなら集中力が続く。

3. Transcript
聞き取りが正確にできているかどうか、確かめることが英語力の向上につながる。また、分からない英単語は片っ端から潰していくしかない。それには、どうしてもTranscriptが必要だ。

4. 更新頻度
繰り返し聞いて、内容を覚えてシャドーイングしてしまう方が車内の英語勉強法に向いていると思う。そのためには、ある程度繰り返し聞く方が効果的だ。かといって、同じものを2週間も聞くと飽きてしまう。毎日~週一回の更新頻度のものが好きだ。

僕は、Sience PodcastNature PodcastのTranscript無しでの聞き取りを一つの目標にしているが、まだまだ道は険しい。そこに至るまでには、以下のPodcastの聞き取りを攻略していくと良いかと感じている。上記の4点を満たしているものの中から、平易さ順に並べてみた。

1. Voice of America : Science in the New
約15分、transcript有り、週1回更新

2. Science Update Podcast– Daily Edition
約1分、transcript有り、ほぼ毎日更新

3. Scientific American Podcast: 60-Second Science
約1分、transcript有り、平日更新

4. NLM Director’s Comments Podcasts
約6~8分、transcript有り、週1回更新

5. Sience Podcast
約30~40分、transcript有り、週1回更新

6. Nature Podcast
約20~30分、transcript有り(最新のものは無い)、週1~2回更新


それはそうと、今日は肺炎の聴診を録音した。肺の聴診の評価は、人により表現が異なっており、もっと議論されるべきであると思う。例えば、以下の肺雑音はどのようにカルテに記載していますか?

ユリカモメ / journalの自動収集を始める


正月がない分、クリスマスに休みが取れたので、家族に奉仕。娘と行徳野鳥観察舎へ遊びに行きました。

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ところで、牛に関する英文雑誌の記事を自動収集し、タイトルのみ固定ページに表示することにしました(自分のために)。もちろん、興味ある方はご利用ください。

PubMedのPubMed Advanced Search Builderを利用しており、現在、収集する雑誌として以下の6つを選んでみました。
1. “Journal of dairy science”
2. “The Journal of reproduction and development”
3. “Veterinary Microbiology”
4. “Veterinary Clinics of North America – Food Animal Practice”
5. “Journal of Veterinary Internal Medicine”
6. “Veterinary surgery”

なお、作成に当たり以下の記事を参考にしました。
Pubmedで特定のキーワードを含む文献をRSSリーダーで自動受信する
RSSを読込み・表示するプラグイン“RSSImport”の設定方法

第6回WordBench千葉に参加


WordPressの勉強のため、WordBench千葉に初めて参加した。周りはプロの方ばかりで緊張したが、困っていることを相談できたので有意義であった。これを機にWordPressをいろいろいじって勉強してみようという気になった。

千葉版のわぴーステッカーをもらったので早速張りました。可愛い…。
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ところで、先日から確認しているaudioタグが動作しない件ですが、どうやら元のファイルが原因である可能性が大きいことが分かってきました。現在(2013/12/7)は、アップル社製の端末のみで正常に動作するようです。Windowsの純正オーディオ再生ができていないので、wavファイルになっているけど、中身が違っている可能性があります。変換して再度アップし直すつもりですので、少々お待ちください。


懇親会では大人のファミコン大会で盛り上がった。スパルタンXとか、なつかしすぎるな。
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iPhoneで聴診を録音


そもそもは心奇形の牛に違う診断をしていたことから始まった。動脈管開存症かと思ったら(根拠もなく)、心室中隔欠損だったのだ。

だが、しかし、大学で心雑音の波形等は一通り習ったのだが、果たしてそれを臨床現場で応用したことがどれだけあっただろうか。恥ずかしながら、僕は心拍数、強弱、乱れ、雑音の有無くらししか見ていなかった。

そこで、聴診の音を録音し、勉強してみようという気になった。


録音機材は何でも良かったのだが、僕の場合、iPhoneで試みた。しかし、ウェブ上でiPhone聴診器を手作りで作成した人は少ない。もちろん、今の時代、電子聴診器なるものもあるのだが、そんな大金はありませんので却下です。

そこで、単純にマイクを聴診器に仕込むことを考えました。貧乏性なので、手持ちの機材で何とかしようと目を付けたのは、iPhoneに付属する純正のマイクイヤホン。

悩んだがまずは分解し、マイクの取り出しを試みた。(そして、失敗しました。)

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コントロール部に、マイクの穴のようなものが見えます。

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箱を開くと、このような構造になっていました。あれ、マイクが無いぞ?

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なんと、外部から見えた穴はダミーであることが発覚!

さらに悩んだが、基盤を剥がしてみるとマイクなようなものが…とその時。ポキッ!あー、折れた(涙)!

マイクは基板上に設置されていた。折れたらもう使うことができる状態ではない。うー、人柱になってしまった。
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以上の実験を踏まえ、このコントロールボックスをそのまま使うことにしました。単純に、チューブにイヤホン部分を切除したコントロールボックスを埋め込み、チューブ断端をクリップで挟みました。聴診器は先輩の壊れたものを借りました。苦節一日で完成!
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見てくれは不細工ですが、いざ実際の診療した牛で試みると、野外でも心音が録音できました。いろいろな音を集めて、Sound Libraryを作ってみようかな。

牛の心音

*12/9追記:音源をmp3に変更しました。