今年入りたての新人さんが僕の診療所にいる。僕としては、4年目にして、始めての後輩です。どうにかこうにか、できる範囲で教えてあげています。
毎日が修行中のさとちゃんは、今日も奮闘しております。
本日はまず、子牛の先天性ナックル(腱短縮症?)への腱切断術です。
外固定しても伸展しなかったので、浅趾屈腱を切ることにしました。
いつも一生懸命な姿は、見習うべきものがあります。
そして、次は始めての子宮洗浄。
初めてでも、バルーンカテーテルの挿入に成功。やったね、さとちゃん!進歩してるぞ!!
そして彼は、今日も夜間往診へと去って行きました。この時期は、毎日が修行です!
カテゴリー: 獣医な話
9/17 ハエは病原体を媒介するのか?
9/8 双子の早産、よくある話。
仕事が終わり、同僚のS先生が倉庫のワインを買いにきてくれるというので、実家の酒屋に早めに戻った。お眼鏡にかなう代物があったのかなかったのか、12点持って行っていただきました。ありがたや。
さて、引っ越しで出たゴミの片付けをしようと思った矢先に電話がきた。難産の夜間診療だった。ガビーン、実家からだと遠いよぉ。。。
農家にはしばし待っていただき、ようやく着いて、牛に手を入れると足がいっぱい触れた。予定日より早くにお産になり、正常頭位ながら出て来なかったらしい。
双子の早産、よくある話だ。交通整理をしてやると、両頭、正常頭位で無事に生まれた。
気分は爽快だが、ゴミは依然、散乱したままだ。。。くそー!
9/7 ビール箱のバケツ置き
8/5 顆粒膜細胞腫の牛はどうするべきなのだろうか?
顆粒膜細胞腫と診断している未経産牛がいる。
まともに発情の来ない未経産牛を診たら、左卵巣がソフトボール大もあった。エコー像を見ると、大小多数の卵胞と黄体様の組織が混在していた。右卵巣は著しく小さく、子宮は全く収弾がなかった。
文献を読むと、このエコー像は、’honeycomb'(蜂の巣状)と表現するらしい。
さてどうしよう?文献を読むと、腫瘍化した卵巣を摘出するのが良いらしいのだが、なかなか踏み切れないでいる。
膣脱傾向を示した牛の顆粒膜細胞腫の摘出例
卵巣顆粒膜細胞腫摘出後のホルスタイン未経産牛の繁殖成績1例