試していた、砂糖浸漬療法での外傷治療の包帯を取った。
After
創面はピンク色の皮膚が出来ており、深い傷も白い痂皮が形成されていた。汚染はほとんどなく、経過は良好であった。
Before
前後で比べると、傷の治りがよく分かる。
三角コーナー用ビニールで包んだ脱脂綿も、浸出液をよく吸収している。これて、7日後である。
もっと重度の外傷でも試してみよう。
チャミノガが地面を這っていた。
試していた、砂糖浸漬療法での外傷治療の包帯を取った。
After
創面はピンク色の皮膚が出来ており、深い傷も白い痂皮が形成されていた。汚染はほとんどなく、経過は良好であった。
Before
前後で比べると、傷の治りがよく分かる。
三角コーナー用ビニールで包んだ脱脂綿も、浸出液をよく吸収している。これて、7日後である。
もっと重度の外傷でも試してみよう。
慢性の第一胃鼓腸症の牛に順気療法を実施した。
順気療法は、このような柳の枝を牛の歯状板に空いた穴に入れる。
柳の枝は、葉を削ぐと30cmに及ぶ。
この穴は唾液腺の開口部なのだろうか?詳細はまだ調べていない。
しかし、この刺激によりツボが刺激されるのか、第一胃のガスが排出されるらしい。
ちなみに、順気療法は、文献に裏打ちされた立派な医療行為である。
消化器疾病に対する穴療法(順気療法)の治療効果
順気針療法の前胃病患への応用 −特にルーメンが原因とみられる慢性鼓脹症の治療効果について−
牛の胃腸疾患に対する順気針治療について
導入した初妊牛が、分娩後に肢を痛がると蹄病治療の依頼があった。
たしかに両後肢が痛そうで、ロボット様にカクカクと歩行する。
まずは左後肢。蹄踵に趾皮膚炎を確認した。肢を挙げただけで、独特の酸臭が漂う。
趾皮膚炎は蹄冠まで浸潤していた。非常に痛がる。
続いて、右後肢。やはり趾皮膚炎だ。
同様に蹄冠まで浸潤している。オキシテトラサイクリンのスプレーを渡し、患部へ小まめに吹きかけるよう指示した。
最近、いままで行っていたワセリンを用いた湿潤療法から、砂糖浸漬療法を試し始めている。
ワセリンも、湿潤環境を保つのに有用な素材なのだろうが、常に糞尿にさらされる環境下では治療部位がすぐに汚れてしまう。人医療のように、毎日の交換も難しい。抗生物質の併用も、長期間は非経済的だ。
まずは、軽度の関節炎から試している。いままでの知恵も併用し、カミソリでデブリードメン、洗浄し、砂糖をたっぷりと塗りつけた。さらにビニールと脱脂綿を覆い、包帯した。
うまく肉芽の増生が進むと良いのだが。
忙しく日々を過ごしていたら、久しぶりの投稿となってしまいました。再投稿は、久しぶりの蹄病治療から。
削蹄は最近したので、形はきれいに見えます。しかし、ベッドに寝ていることが多いとの旨。
案の定、白帯病であった。ここの農家の蹄病は白帯病が多い。いつまでも治療ばかりでは芸がないので、白帯病が多い要因を説明し、滑りやすいパーラーの改善をお勧めした。