2019/7/2 臍帯炎からの摘出物


最近、ちらほらと臍帯炎の患部を摘出している。



2019/6/11
抗生剤を長期間処置したものの変化がないため診療依頼があった。臍帯に形成された膿瘍を手術にて摘出。



2019/7/2
臍帯が開口しており、膿を出しているので診療依頼。尿膜管遺残と診断し、数日間抗生剤投与の後、開腹手術を実施。尿膜管遺残に加え、臍動脈と臍静脈の遺残も認められた。膿瘍は形成されておらず、全て除去。


手術後は後遺症として腹壁ヘルニアにならないよう、ヘルニアネットでの管理!最近の取り組みだけど、なかなか良さそう。


管を挿入すると、尿膜管に向かい、盲端になっていた。


切開すると、尿膜管の途中で盲端が確認できた(メスの刃の先端)。


臍静脈炎も認めた。内部は壊死しており、膿は僅かだった。結合組織への置換も進行中であった(メスの刃の先端)


臍動脈もしっかり残っていたが、内部は血栓状なっており、閉鎖に向かっているようだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*