2018/12/9 精子形成と性的活動を侵襲無く知る方法ついての論文を読んでみた


最近、尿が精子の活動に及ぼす影響を知りたくて論文を探している。PubMedで検索していると、フリーの以下の論文を見つけた。精子形成と性的活動を侵襲無く知る方法ついての論文(10.1038/aja.2012.2)をまずは読んでみることとなった。


  • 【背景】
    精子形成と性的活動を知るには、アンケートや射精精子の検査が一般的。けど、アンケートは客観性に欠けるし、射精精子は嫌がる人も多い。尿として排出された精子やPSA (prostate-specific antigen)でその代替ができないか?
  • 【目的】
    尿として排出された精子やPSAから精子形成と性的活動を知ること
  • 【材料と方法】
    Of 11 healthy volunteers who provided urine samples before and at intervals for 5 days after ejaculation, sperm was present in 2/11 men before, and in all 11/11 samples immediately after ejaculation, but by the second and subsequent void, spermatozoa were present in ,10%.
  • 【結果】
    PSA was detectable at high levels in all urine samples, peaking at the first post-ejaculatory sample but returning to baseline levels by the second post-ejaculatory void.
  • 【結論】
    初回の排尿に限られるが、尿として排出された精子やPSAは精子形成と性的活動を知る客観的なマーカーになる。

  • PSAっていうのは、精子に特異的で法医学の検査でも用いられているようだ。なるほどーと思うけど、僕の知りたい情報はほぼ皆無。次を当たろう。

    Bibliography

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