文献を書いていると、他の人の孫引きがとっても気になる。いちいちオリジナルの文献を探す手間が増えてしまうのでとてもイライラしてしまう。
何のことかと言うと、普段の学術論文とは違う内容の記事を執筆していたので、引用しようと思っていた「成功の循環モデル」のオリジナル文献が分からなかったのである。
「成功の循環モデル」は検索すると、「MITの教授の提唱するモデル!」としてとてもとても多く、丁寧に紹介がある。しかし、どれも参考文献が書かれていない。
ようやく探し出しても、日本語著者の文献が掲載されている。これがオリジナル文献のはずがない。
1時間も苦労して、ようやく探し出せた。「成功の循環モデル」は”CORE THEORY OF SUCCESS”という英名で用いられており、掲載されている本は以下であった。
Kim, Daniel H., Organizing for Learning: Strategies for Knowledge Creation and Enduring Change, Pegasus Communications (2001)
全く持って文献の孫引きは止めてほしいものである。