趾間フレグモーネ


ゴールデンウイーク真っ盛りですが、当然のように仕事です。もう長らく連休など取っていないので、憧れすら持っていません。遠い世界の出来事のようにすら感じます。

それはさておき、蹄病の治療依頼があった。未経産牛で、左後肢の蹄球から蹄冠が若干腫れている。

Before trimming
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After trimming
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蹄に病変はなかった。趾間に病変があった。

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趾間に広く炎症部位があり、趾間の皮膚が裂開し、一部壊死していた。典型的な趾間フレグモーネ Footrot (Interdigital phlegmon)であった。

趾間フレグモーネはThe merck veterinary manualに詳しく説明が有るので、一部抜粋をする。

“Footrot is a subacute or acute necrotic infection that originates in the interdigital skin, leading to cellulitis in the digital region. Footrot has a worldwide distribution and is usually sporadic but may be endemic in intensive beef or dairy cattle production units at pasture. The incidence varies according to weather, season of year, grazing periods, and housing system. Footrot is less common today than it was decades ago probably because dairy cows spend much less time at pasture. However, on average, footrot accounts for up to 15% of claw diseases.”

牧草地での感染リスクが高いってことは、北海道では罹患率がより高いのだろうか?関東では15%まで多くないように感じている。

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