Hereditary or congenital anatomic defects of the reproductive tract.


Hypoplasia of the ovaries

  • Swedish HighlandのHypoplasia of the ovariesは左卵巣でより発生している(Left 87.1%, Right 4.3%, Both 9.6%)。何でだろう?
  • 罹患率は1936年に17.5% 、1948年に9.4%、1952年に7.2%に落ちていった。これは、国をあげての淘汰の成果。しかし、1954年から1964年では罹患率は変わっていない。
  • 1939年の調査では、74%の牛が右側の子宮角で妊娠していた。
  • USAでは、2万頭以上の調査で1.9%の罹患率であった。罹患牛はショートホーン種と関係していた。

Developmental defects in the tubular portions of the bovine reproductive tract (“White heifer disease”)

  • ミューラー管は5-15cm胎子(35-120日齢)で融合し、発達していく。
    Ginther, O.J. (1965) JAVMA, 146, 2, 133
    van Loen, A. (1961) Thesis, Univ. of Utrecht.
  • 56% (12/23)の雌子牛が不妊であったので、single, autosomal, recessive geneによる。
    Gregory, P. W. et al. (1951) J. of Dairy Sci., 34, 10, 1047.
  • “White heifer disease”はいくつかの型に分類されている。腟の頭側での異常は未発達のウォルフ菅が関与しているかもしれない。
    Springs, D.N. (1946) Vet. Rec. 58, 37, 405, and 38, 415.
  • Uterus unicornisの過去の20例において、14例は右子宮角の欠如、6例が左子宮角の欠如であった。
  • 別の報告では、26例中17例は不妊が疑われている。また、遺伝によるこの奇形の拡散も危惧されている。
    Teige, J. (1956) Vet. Med. 8, 289.
  • 低繁殖や不受胎に関連した、中腎傍管の発達異常の高発生がJersey種とShorthorn種で報告されている。
    Peterson, J. E. et al. Austral. Vet. J. 42, 430.

Double external os of the cervix

  • 発生率は0.2~2.3%。
    118/5940: Lagerlof, N and Boyd, H. (1953) Cor. Vet. 43, 1, 64.
    0.2%: Springs, D. N. (1945) Vet. Jour. 101, 6, 142.
    2.3%@USA: Personal communication.
  • ミューラー管の重複は7.5cm胎子では正常にあるものだが、その後に融合して消失する。
    Murrary, J. C. (1939) J. of Comp. Path. and Therap. 52, 135.
  • Herefords種では、single autosomal recessive gene with low penetrance and variable expressivityによって引き起こされる。
    Sittman, K. et al. (1961) J. of Hered. 52, 1, 26.
    Sittman, K. (1963) J. of Hered. 54, 3.
  • 娘牛がdouble cervices and other genital abnormalitiesを有していた種雄牛がいたという報告あり。
    Englehardt, B. (1952) 2nd Internat. Congr. of An. Reprod. Copenhagen, Vol. Ⅲ, 48.
  • The lesion often occurs as a band of tissue 1 to 5 cm. in width and 1 to 2.5 cm in thickness caudal to or in the external os of the cervix.
  • In rare instances in a double cervix the median septum between the 2 cervical canals may extend caudally for 4 to 6 inches, producing a doubling of the cranial portion of the vagina or a partially septate vagina.
  • Many affected cows undoubtedly never have this condition diagnosed.
    その通りだ!!

 

  • 他の子宮頚管異常として、いくつかの頚管ヒダの消失による短縮化、頚管ヒダの欠如;1~3%の未経産牛で、曲がりくねった子宮頚管、鋭く曲がった子宮頚管、肥大化した頚管ヒダによる、授精障害がある。
    Englehardt, B. (1952) 2nd Internat. Congr. of An. Reprod. Copenhagen, Vol. Ⅲ, 48.
    McEntee, K. (1970) Bobine Medicine and Surgery, Amer. Vet. Public Inc., Whiaton, Ⅰ11., 641.
    McEntee, K. (1970) Pathology of Domestic Animals, 2nd Ed., by K. V. F. jubb and P. C. Kennedy. Academic Press, N. Y. C.
  • Santa Gertrudis, Beefmaster, Brangus等の品種では、子宮頚管の肥大化が問題となっている。直径10-15cm、長さ15-20cmで、分娩時には重さ11kgにもなる。
  • 無孔の処女膜では、子宮から腟頭側に粘液や出血が溜まる。その結果、重症例では発情前後にしぶり腹や裏急後重、起立不能になることがある。
  • 無孔の処女膜は”White heifer disease”に分類され、約半数は単一子宮だった。
  • ガルトナー管の異常は遺伝性かどうか知られていない。
  • Rectovaginal Constriction (RVC), Anovestibular Stenosis or an infantile, hypoplastic, small vulvaはジャージー種における常染色体の劣性遺伝による。
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