Hereditary hypoplasia of reproductive organs in cattle


  • Gonadal hypoplasia*は常染色体の劣性遺伝による疾患だと分かっている。
    *White heifer diseaseは一連の子宮・卵巣奇形の総称で、Gonadal hypoplasiaも含まれていたが、様々な子宮異常も含まれていたようだ。白い皮膚との関係は、皮膚の白色に関わる遺伝子としてKITが同定されており、Gonadal hypoplasiaの原因遺伝子と同一になっている。
  • White heifer diseaseはショートホーン種だけでなく、Holstein-FriesianとSpotted Lowland cattleでも見つかっている。
    Boyd(1944)
    Kawata(1959)
  • 間性の動物には、Abnormal development of the vaginaが一般的な特徴。ミューラー管の中隔が、外子宮口と共に背腹の結合組織として、腟内に残る。中隔の長さは短いものから長いものまであり、難産の原因になる。
  • 牛の二重頚管の発生率は16375頭を調査して3.7%だった。これは遺伝するが、遺伝様式は十分には分かっていない。
    Vanloen(1961)
  • 重複子宮は特定の品種によって多く発生し、厳密に遺伝する。繁殖障害のあったSchleswig-Holsteinにおいて0.77%、Netherlandで繁殖障害のあった牛群において7%の発生率であった。
    Bonfert and May(1958)
  • ある2種のLowlandの種雄牛から生まれた雌において、形成不全の二重頚管が高頻度に発生したという報告もある。
    Lojda and Musil(1969)
  • 重複子宮と二重頚管の発生率は2%(20/1000)という報告と、近縁の2つのHereford種において12.8%, 6.8%であったという報告がある。
    Abusinelna(1970)
    Sittmann K, Rollines WC and Kendrick JW(1961). J Hered., 52, 26.
  • 重複子宮のために帝王切開が必要だったHighlandの報告有り。
    Christl(1969)
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