浅指[趾]屈腱および深指[趾]屈腱の記述が今まで理解できないでいた。どのようにこれらの腱が交差しているのかは、以下のように記載されている。上の写真のような交差はどのように表現されているのか?
<新編 家畜比較解剖図説>
浅指屈筋:牛・山羊ではま筋腹が2分し(浅頭、深頭)、これが共通の腱にまとまった後改めて2分する。終腱はすべての家畜で腱裂を造って深指屈筋の腱を通過させる。(浅指[趾]屈筋および深指[趾]屈筋が作る円筒状の腱鞘を屈腱袖という。後肢の屈筋についても同様)
<Bovine Anatomy: An Illustrated Text>
In the middle of the metacarpus the interossei give off the accessory ligament, which bifurcates and joins the branches of the superficial digital flexor tendon at the level of the fetlock joints in the formation of the sleeves through which the branches of the deep flexor tendon pass.
<Turner and McIlwraith’s Techniques in Large Animal Surgery>
At the level of the first phalanx, the superficial digital flexor tendon forms a sleeve through which the tendon of the deep digital flexor passes to insert on the third phalanx.
解剖学の2冊は単語が難しく、古代文書を読んでいるかのようだ。一番下の外科の本が理解しやすいが、なかなか想像はつかない。百聞は一見に如かず、ということなのであろう。