屈腱短縮症の蹄延長化の治療例


どういう訳か、屈腱短縮症の子牛の診療が多い。Bovi-bondによる蹄延長化のみで治りそうな症例を紹介します。

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生後4日目。両前肢の球節と手根関節の屈曲が著しい。起立が維持できなきないため、Bovi-bondによる蹄延長化を試みた。

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装着後1日。屈曲は残るも、起立は大幅に改善した。

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それから数日、だんだんと起立時間と姿勢が向上し、元気に動き回れるようになる。左前肢の手根関節に屈曲は残るが漸次改善の傾向が見られた。

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蹄につけたBovi-bondを本来の蹄と平行になるように削った。それでも自力で起立・歩行できるようになっているので、リハビリで次第に治るであろう。

それにしても、最近多いなぁ。


追記

Bovi-bondが自然に取れたが、ナックルはほとんど解消されていた。無事に出荷できるであろう。

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