家畜診療誌2013年12月号のワンポイント質問に「原因不明の突発的な発熱について」という記事が載っていた。創傷性第二胃炎と体温についての実験的なデータが掲載されており、興味深かった。
丁度先日、「原因不明の突発的な発熱」で創傷性第二胃炎を疑った牛に磁石を飲ませていたので、磁石の摘出を行った。
比較的大きめで、ややギザギザした金属片が7個ほど採取できた。乾草に紛れ込んでいたのであろうか?これで食欲不振がスッキリとよくなれば良いのだけど。
ところで、ようやく第四胃左方変位の聴診を録音することができた。やる気に満ちていると、なかなか出会わないものであった(笑)。
第四胃左方変位:金属音(成牛、左肋より打診をする)
第四胃左方変位:拍水音(成牛、右膁部に聴診器を当て腹部をゆする)
正常な打診:(成牛、左肋より打診をする)