7/9 先天性の屈腱過伸展


先天性の屈腱短縮症(ナックル)は多いが、逆に過伸展の子牛は少ない。しかし、稀にいる。

生後2日のこの子牛は、四肢が球節で過伸展している。繋部が緩く見える。
「カラーアトラス牛の先天異常」によると、関節弛緩症と書かれている。
Management of tendon disorders in cattle.
Anderson DE, Desrochers A, St Jean G.
Vet Clin North Am Food Anim Pract. 2008 Nov;24(3):551-66
によると、屈腱の過伸展と書かれている。さらに、治療法も書かれていた。
運動制限により、屈腱や靭帯が次第に固まり、改善するらしい。それでも治らない場合は、踵にテクノビットを装着し矯正するそうだ。
治らなかったら試してみよう!

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「7/9 先天性の屈腱過伸展」への2件のフィードバック

  1. >アル中診療課さん
    こういう子牛は、潜在的にはそれなりにいるのかと思います。そして、自然に治る例が多いのだと思います。
    以前に、一度だけ見せられて、治るのかと聞かれたことがありました。その時は、どうなるか分からないと答えました。しかし、その子牛は時間とともに、普通の足となり普通に出荷されました。
    問題が起きるほどの状態が続くことは滅多にないのかもしれません。

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