2,3ヶ月の子牛が下痢をする農家がある。以前にもコクシジウムが検出された下痢子牛を見ていたので、予防的にトリトラズリル製剤を飲ませていた。
しかし、下痢が散発する。糞便検査をすると、やはりコクシジウム原虫がいた。
これ如何に?すでにトリトラズリル製剤耐性の原虫になっている…可能性もあるのかもしれない。
2,3ヶ月の子牛が下痢をする農家がある。以前にもコクシジウムが検出された下痢子牛を見ていたので、予防的にトリトラズリル製剤を飲ませていた。
しかし、下痢が散発する。糞便検査をすると、やはりコクシジウム原虫がいた。
これ如何に?すでにトリトラズリル製剤耐性の原虫になっている…可能性もあるのかもしれない。
生後3週間ぐらいで全頭にトルトラゾリル製剤を飲ませている農家では、生後90~110日頃によくコクシジウム症が発生しますね。この子牛は、トルトラゾリル製剤を飲ませてから何日たっているのでしょうか?
>Q太郎さん
いつも参考になる話をありがとうございます。やはり問題はそこですかね。
この農家では、生後2週間で投与してもらっており、発症は2月程です。つまり、薬の効果がなくなってから感染している可能性は高いと思っています。ちょうど、農家に説明して、投与時期を遅らせるよう説明をした所でした。高い薬なので、量を少なく飲ませようと思っていたのですが、農家毎の好発時期を考慮しなくてはいけないのでしょうね。
コクシジウムというのは一度血便をしないと子牛に免疫ができない、という説もあるようですね。
週齢の早い時期に血便をするとダメージが大きいので、ある和牛農家では生後3週齢でトルトラゾリル製剤を飲ませておいて、生後3か月齢でまた全頭にサルファ剤を飲ませてもらっています。