10月の頭に蹄病処置をしてもらった牛が、未だに肢を痛がると治療依頼があった。
Before
蹄球に腫脹と発赤を認めた。内蹄軸側の蹄尖近くに肉芽が突出し、非常に痛がる。なんじゃこりゃ?
After
蹄の形を直し、病変へとアプローチしていくと、ようやく異変に気付いた。内蹄が半分ほど壊死しており、蹄の角質が遊離していた。飛び出ていたのは、肉芽ではなく色の変色した真皮の一部であった。鎌でやれる範囲で切除していったら、半分くらいの大きさになった。蹄壁も半分ほど切除。
外蹄にテクノビットを装着して終了…なのだが、角度をつけすぎたせいで蹄球部とテクノビットの端で負重してしまった。内蹄を浮かすという目的は達せられたが、なんとも格好が悪い。
そして、蹄壁へのアプローチでは、サンダーの必要性を感じた。
新たにボビーボンドが入手可能です。
ボビーボンド
ディスペンシブル・ガン
チップ
ウッドブロック
4点セットで注文ください。
私の試算だとテクノビットより安上がりで,使いやすい。
>greatezebra先生
ボビーボンドの件、すっかり失念しておりました。ぜひ試してみたいので、その時はよろしくお願いいたします。