9/2 日本産業動物獣医学会で発表をした


本日は大宮で行われた獣医学術関東・東京合同地区学会(通称、三学会)に参加した。その中の日本産業動物獣医学会で発表させていただいた。

演題は、千葉県で初確認された牛マイコプラズマ性乳房炎の概要と対策についてだった。残念ながら賞からは漏れたが、またいろいろな方に知り合うことができ、収穫の多い学会となった。人との出会いに日々感謝である。
賞に選ばれていたのは、まず、群馬県での牛白血病清浄化対策であった。一般の対策に加え、放牧地で多い吸血昆虫であるアブの対策をすることで陽性率を下がったことを報告していた。シンプルな内容で非常に分かりやすかった。アブ対策は、アブトラップとフルメトリン製剤の塗布であった。そして、Something Newのメッセージはシンプルな方が良いと感じた。
次に選ばれた演題は、真菌性乳房炎に対するオゾンガスの乳房炎内投与の治療例だ。オゾンは古くて新しい治療法だ。治癒の判断基準に疑問は残ったが、全10症例が搾乳されるに至っているのだから素晴らしい!抗生物質等の薬物を使わないで治療できるので、薬物利用が減ると評価されていた。しかし、すでに牛用のオゾンガスの発生装置を作っている業者はないらしい。また、機器も大きそうなので、実際に日々の診療で使うとなると大変そうだ。再びこの装置を使おうと思いついた演者らの発想がすごいと思った。



お酒の配達時に偶然見つけて小躍りしま成虫のセスジスズメ。僕もはばたきたい。

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「9/2 日本産業動物獣医学会で発表をした」への2件のフィードバック

  1. お疲れ様
    新しいものを追い求めるのではなく,
    新しいかもしれないことへの準備と,
    遭遇した時の新しい発想をわすれずに。
    私としても思い出深い仕事でした。
    本当にお疲れ様。

  2. >shimizu先生
    返信遅くなりました。
    今回のマイコの仕事では、大変お世話になりました。僕としても、段取りの大切さを教わりました。とりあえず、論文まで仕上げて、一区切りにしたいと思います!

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