昨日、職場の研究集会が終わり、ようやく時間ができた。マイコプラズマ性乳房炎の発表で、なんと奨励賞をいただいた。ありがたい限りです。暑気払いの足しになることでしょう。
今日は初産牛の蹄病であった。一度も蹄を切っていないとのこと。まずは、痛がっていない方から切った。
内蹄に潰瘍が入っていたので、結局、ヒールレスの処置。
そして、痛がっている方の蹄にアプローチする。蹄底は肥厚している。
内蹄から多量の排膿があり、病変を詮索すると、蹄鞘は広く遊離し、真皮が露出していた。蹄葉炎なのだろうか?それとも、時間が経って潰瘍が広がったのだろうか?
昨日の研究集会で報告されていた砂糖浸漬療法を早速試してみた。果たして、皮膚の形成が促されるのだろうか??楽しみである。
まとめtyaiました【5/30 16肢目:蹄底潰瘍、17肢目:蹄葉炎?で砂糖浸漬療法】
昨日、職場の研究集会が終わり、ようやく時間ができた。マイコプラズマ性乳房炎の発表で、なんと奨励賞をいただいた。ありがたい限りです。暑気払いの足しになることでしょう。今日は初産牛の蹄病であった。一度も蹄を切っていないとのこと。まずは、痛がっていない方から…
初めてコメントさせていただきます、京都で牛の仕事をしている獣医師です。千葉の臨床はやはりレベルが高く、そしてだいもでさんの文章はわかりやすく、いつも勉強させていただいています。
砂糖浸漬療法というのは初めて耳にしました。タイヤチューブを使うようですが、どのような手技で、皮膚形成促進はどのような機序なのでしょうか。
コメントありがとうございます。このような拙いブログを見ていただいて、とても嬉しいです。
さて、砂糖浸漬療法についてですが、僕も発表者に聞いてみました。まず、1.砂糖が水分を奪うことによる細菌繁殖抑制効果、2.その後は、湿潤環境になり、浸出液を脱脂綿が吸収することで、湿潤療法になる。この2点が大きいようですが、機序は解明されていないのかもしれません。引用文献もあるようなので、僕も見てみようと思っております。