朝から急に食欲不振に陥った牛がいた。畜主は搾乳後に気づいた。
熱は39.8度、耳翼は下垂し、餌をほとんど食べない。左後ろの乳房は大きく腫れ、熱を帯びていた。急性の乳房炎だ。まだ眼球の充血も皮膚の冷感もない。
このような症例はいつも迷う。レンサ球菌の急性乳房炎なのか?大腸菌性乳房炎の初期症状なのか?
もし大腸菌を殺菌作用の抗生物質で叩けば、菌から毒素が出てショック状態に陥る。最悪、起立不能になったりする…。
そう考えると、怪しきは慎重に、大腸菌性乳房炎の治療を行った。
オキシテトラサイクリンと高張食塩水を静脈内注射し、同時に罹患乳房の乳汁を排出し洗浄した。
翌日、原因が判明した。残念、大腸菌ではなくレンサ球菌であると分かった。
牛も症状は回復し、食欲は普通に戻った。熱も引き、乳房の腫脹も引いたので治療を終了した。
薬剤感受性試験では、オキシテトライクリンの阻止円はあまり大きくなかった。
おそらく、セファゾリンでかっつり治療しても、この牛は治ったであろう。
ふふふ、よくある話です。
大腸菌ではなく、レンサで残念。よくあること。
本当にあなたは臨床獣医師ですか?
すみません!自分の予想が外れてしまい、まだまだ未熟だったという意味です!言葉足らずで失礼しました。。。
まとめtyaiました【5/18 乳房洗浄するも…】
朝から急に食欲不振に陥った牛がいた。畜主は搾乳後に気づいた。熱は39.8度、耳翼は下垂し、餌をほとんど食べない。左後ろの乳房は大きく腫れ、熱を帯びていた。急性の乳房炎だ。まだ眼球の充血も皮膚の冷感もない。このような症例はいつも迷う。レンサ球菌の急性乳房炎な…