3/24 搾乳立会を振り返る


とある酪農家の搾乳立会を行っている。
ある問題があり、搾乳立会をすることになったが、実際に行ってみるとびっくりすることが多々あった。
工場のラインのようにパラーでの搾乳作業を行っていて、乳頭刺激から搾乳開始まで約5分かかっていた。牛の泌乳生理的には、1-1.5分が推奨されているので、もっと早く行わなくてはならない。
指導後、2回目の搾乳立会を先日に行った。


搾乳開始までの時間は約2分強へと短縮され、全体の搾乳時間も短縮し、多少乳量も増えたとのことであった。
今回は、この農家の搾乳手順をよく見てみた。

まず、表面の汚れを軽く手で落とす。うむむ、乳頭の汚れが目立ちます。

前搾りを十分に行う。汚れはあまり変わっていないような?

ヨード剤によるプレディッピングを行う。乳頭の7割ぐらい浸かっています!

乳頭清拭をする。コンタクトタイムは十分に取れていました。

搾乳開始!乳頭口が少し不十分なような?
と、ここまでの作業を2頭単位で行っている。が、2分以上かかっている。
とすると、この手順で1頭単位で行ってもらう?ミネソタ変法による手順に変えるよう提案しようか?なかなか考えてしまう。

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「3/24 搾乳立会を振り返る」への4件のフィードバック

  1. うむむ、プレディップを適用するには搾乳前の乳頭の汚れが多い気がします。
    プレディップ剤は消毒には向いていますが、汚れを落とのには向いていません。
    乳頭の汚れを取るのに時間がかかっていて、装着までの時間が長くなっているならいっそのこと消毒剤入りお湯に浸けたタオルでゴシゴシってのどうですかね?
    あくまでプレディップをするのであれば、乳頭が汚れにくい牛舎・牛床環境を作ってあげる必要があるかと思います。

  2. >たかがきさん
    忙しい中、コメントありがとうございます!
    そして、的確な指摘、まさにその通りだと思います。やはり、このフリーバーンの農場では戻し堆肥が良くないのか、牛床が湿っぽいのです。乳房炎も一時期多発していました。その辺りは、今回強く指摘してみようと思います。
    汚れはやはりタオルの方がいいですよね。。。現在はペーパータオルなのですが、やはり不十分な感じです。パーラーの真ん中に搾乳カートを用意して、タオルを使ってもらいたいと強く思っているのですが、現状は凶暴な自動離脱がブンブン飛んでくるのでカートが置けないのです。この自動離脱は止めたほうがいいんじゃないかな…とも思っています。

  3. フリーバーンをうまくコントロールするのは難しいよね。
    なんとか水分調整できるといいね。
    自動離脱は一人で扱う頭数が十分に目の届く範囲であれば切ってもいいかもね。
    しかし、自動離脱がブンブンとんでくるって???

  4. >たかがきさん
    文字通り、自動離脱の後、ミルカーがブンブンと左右に大きく振れて危ないのです。搾乳立会でもたまにアタックを喰らい、痛い思いをしたりします(笑)
    写真で撮っても、速すぎて映らず、動画で撮ればよかったのだと後悔しております。見れば理解していただけるかと。。。ワイヤーが緩んでいるのかと思い詳細を聞いたら、元からそういう自動離脱なのだとか。。。

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