とある衛生乳質の悪い農家が、とうとう体細胞が高いと酪農組合からお叱りを受けてしまった。我々と対策をすべく、まずは搾乳立会をすることにした。
かなり早朝から搾乳をする農家で、眠い目をこすりながら向かった。
搾乳はブラックボックスである!そこで何が起こっているか、とうとう明らかになった。
こちらが立会結果である。なんと、乳頭刺激から、ミルカーを装着し搾乳開始まで約7分もかかっていた…。
通常、搾乳は乳頭刺激をすると、オキシトシンのホルモン分泌があり、泌乳がある。よって、刺激からミルカー装着までは約1分が良いとされている。
この農家では、泌乳生理も何もない搾乳をしていたのであった。改善のしがいがありそうだ!!
搾乳はまさにブラックボックス!