診療へ行くと、若手の農家が風見鶏ならぬ風見牛を設置していた。
今年は天変地異、様々なことがありました。震災以来、全てが変わった。
実家は被災し、それに伴いお店もリニューアルすることになった。子供はできたし、お店は仮店舗に移転した。僕の方は異動で野田へ引越し、診療所も変わった。
被災地はいまだ復興までほど遠い。少しでも恩返ししたいと、年末のお酒は石巻市の日高見だ。と言うのは言い訳で、お祭りで出店して以来、すっかりハマっている。
東北の日本酒は、南部美人と同様、逆境を追い風にしている節もある。
日高見の超スッキリな味わいは食べ物の邪魔をしない。特に、刺身との相性は抜群だ。まじでうめー。
来年は、来年こそは、牛屋さんにも、農業全体に良い風が吹きますように。
否。
逆風を、創意工夫で追い風にして行きたい。