年末といえば大掃除だ。
診療所に蓄積していた積年の埃や過去の遺産を、朝からみんなで吐き出した。
ついでに牛のお腹のゴミ拾いも行った。
この牛は10月より度々食欲減退を繰り返していた。発熱は無いものの、やや背湾姿勢、頚静脈は怒張、腹底に緊張感があった。治療すると良くなるのだが、食欲減退を繰り返した。
金属異物による第二胃炎を疑い、カウサッカーで磁石(パーネット)の摘出を行った。
釣果は今までで一番の大きさの針金であった。写真の約9cmもの針金と、約4cmの鋭利な針金がチクチクと悪さをしていたのだろう。
この牛は、小綺麗で整理された牛舎で飼われていた。餌からの混入であろうか?
朝に吐き出したゴミは分別してクリーンセンターへ持っていった。さすがにみんなやることは一緒で、車が大行列になっていた。