家畜衛生学会の第75回大会での発表が無事に終了した。緊張した云々は全くなく、「ようやく終わるんだ!」という安堵感しかなかった。
先週末から、ひたすらスライド作りに夜の時間を費やした。夜遅くに帰ってきても、文句を言わずに家事をしてくれた妻。拙いスライドを何度も見てもらい、離れた診療所でも惜しまずに助言してくれ、夜遅くまで付き合ってくれた会社の同僚。本当に感謝である。
すーごい長い時間をかけたが、その集大成はたった15分のためであった。しかし、内容は実に素晴らしいものになったと思う。どうか、見てくださった方々の肥やしになることを願いたい。
ところで、家畜衛生学会と家畜衛生フォーラムを通じて、僕の発表したアルカノバクテリウムは三回も登場していた。
決して、病気の主役にはならないかもしれないが、名脇役にはなれるかもしれない[emoji:v-40]
学会も終わったし、アルカノバクテリウムの論文を仕上げて、学術雑誌に投稿してみよう。せっかくだから、勧められた家畜衛生学会誌にしようかしら?
ワクチンを作っている京都微生物研究所の先生が、自ら事を「ワクチン屋」と称していた。
鳥屋、虫屋はよく聞くが、ワクチン屋もあるのか…
僕は何屋になりたいのかと、ふと考えた。