顆粒膜細胞腫と診断している未経産牛がいる。
まともに発情の来ない未経産牛を診たら、左卵巣がソフトボール大もあった。エコー像を見ると、大小多数の卵胞と黄体様の組織が混在していた。右卵巣は著しく小さく、子宮は全く収弾がなかった。
文献を読むと、このエコー像は、’honeycomb'(蜂の巣状)と表現するらしい。
さてどうしよう?文献を読むと、腫瘍化した卵巣を摘出するのが良いらしいのだが、なかなか踏み切れないでいる。
膣脱傾向を示した牛の顆粒膜細胞腫の摘出例
卵巣顆粒膜細胞腫摘出後のホルスタイン未経産牛の繁殖成績1例