乳牛の乳房は通常4つだ。もちろん、乳頭も通常4本だ。それに従い、搾乳システムも、4分房を同時に搾れるようにできている。
しかし、牛の中には、4本以上の乳頭を持って生まれる牛もいる。それに付随して、乳房も4つ以上なのだろう。
メインでない乳頭は、副乳頭と呼び、見つけ次第切ってしまう。残しておくと、その分房の搾乳が困難なため、そこから漏乳したり、果ては乳房炎になってしまうこともある。一度切ってしまえば、つながっていた乳房もそれ以上発達せずに、萎縮する。
先日、農家で発見した子牛には、6.5本の乳頭がついていた。それも見事な副乳頭だった。
この牛なら、ギネス世界記録に載っている、5つ子の子牛も無事に育てられるのかもしれない。
Most Calves – Single Birth
よく、子供の数の2倍の数だけ乳頭があるなんて言うが、それは本当なのだろうか….?