気になっている鳥の文献があり、手持ちのStrix誌を探していたら、サシバの文献が目についた。タイトルは「霞ヶ浦北部におけるサシバの原初的な秋の渡り」。
読んでみると、茨城県周辺に生息するサシバは8月後半から移動を開始し、9月前半に多く渡って行ったという。9月の後半にタカは渡るものという概念を、繁殖地に近い地域では改めなければならいという内容だと解釈した。
それはそうと、興味深いことが書かれていた。どうやら、霞ヶ浦周辺に生息するサシバは、鬼怒川・利根川合流点付近に集まってくるらしいという論文があるようだ。
そういえば、以前タカの渡り全国ネットワークに野田市で観察している団体があったことを思い出した。
調べてみると、、、ビンゴ!野田市でタカの渡りを観察している三ケ尾鷹渡り研究会は、その鬼怒川・利根川合流点の対岸付近を定点にしているらしい。今年の秋はぜひ見に行ってみたい。
なんてことを考えていたら、診療に行った農家がタカを捕まえたと言ってきた。
このチョウゲンボウ、牛糞の乾燥施設に飛び込んでしまい、捕まってしまったらしい。外傷はなさそうだし、早く放鳥してもらうよう、お願いした。
なんだか、猛禽類に縁のある一日だった気がした。
だいもでさん この本は読みましたか。
新保国弘 『水の道・サシバの道 – 利根運河を考える』、2001年10月。ISBN 978-4845510825。
崙書房出版株式会社 種類 株式会社
本社所在地 270-0164
千葉県流山市流山二丁目296番地5
>田端さん
本の紹介、ありがとうございます。もうすでに本として出版されていたんですね!ぜひ見てみようと思います!