世界よ踊れ
歌って蹴って!28カ国珍遊日記 アジア・中東・欧州・南米篇
ナオト・インティライミ著
著者である歌手のナオトが、単身、世界一周の無計画旅行をした記録である。各国各所、サッカーと音楽を手に、人々と交流して歩くのである。読んでいて、その珍道中・人々が面白く、元気がモリモリ湧いてくる非常にオススメの一冊だ。著者の行動力と前向きな姿勢は羨ましいとともに、僕もぜひ取り入れていきたい。
本書にて著者も節々に述べているが、スポーツと音楽には国境はないし、言葉もいらない。
「サッカーと音楽。この2つを武器に、世界一周の旅をしているわけだが、ほんとうに、老若男女、さまざまな人々とごく自然にコミュニケーションをとれることは、素敵なことであると思う。しかも、一緒にボールを蹴った、一緒に音を奏でた、となると、一気にお互いの心と心の距離は近づき、お互い心を開き合うには時間がかかないのである。」
著者はこの2つを武器に世界を回った。坂本龍馬は北辰一刀流の免許皆伝を武器に世に出て行った。
僕も早く一丁前の武器を身につけたいものである。