07/04/29 飛島②


赤字は嬉しかった種、注目種を示しています。
グレー字は僕以外の人が確認した種を示しています。
太字はライフリスト更新種を示している…かもしれません。

飛島の2日目は大変疲れる日であった。
朝から起きて、鳥を探すもどーも鳥影が薄い。仕方ないのでメインの道を右へ左へと行ったり来たりするはめに。。。
荒崎海岸にも行ったけど、変なタヒバリは全く見なかった。前回に行ったときは、ムネアカタヒバリとかがいて結構楽しかったんだけどなぁ~
【県 名】 山形県
【市町村】 酒田市
【場 所】 飛島
【年月日】 2007年4月29日(日)
【時 刻】 5:15~18:30
【天 候】 晴
【観察者】 オカP、imeko、くまさん、kuina、カンダ、だいもで
【環 境】 離島
【観察種】

  1. ウミウ               23. タヒバリ             45. ヒガラ
2. ヒメウ               24. ヒヨドリ             46. シジュウカラ
3. アマサギ             25. コマドリ             47. メジロ
4. ダイサギ             26. ノゴマ               48. ホオジロ
5. チュウサギ           27. コルリ               49. カシラダカ
6. コサギ               28. ルリビタキ           50. ミヤマホオジロ
7. オシドリ(♂1, ♀1)   29. ジョウビタキ         51. アオジ
8. マガモ               30. ノビタキ             52. クロジ
9. カルガモ             31. イソヒヨドリ         53. シベリアジュリン?(オオ?)
10. トビ                 32. トラツグミ           54. アトリ
11. ハヤブサ             33. クロツグミ           55. カワラヒワ
12. セグロカモメ         34. アカハラ             56. マヒワ
13. ウミネコ             35. シロハラ             57. ベニマシコ
14. カラスバトS          36. マミチャジナイ       58. ウソ
15. オオコノハズク      37. ツグミ               59. シメ
16. アオバズクS          38. ウグイス             60. ニュウナイスズメ
17. アマツバメ           39. ムジセッカ          61. スズメ
18. アリスイ             40. エゾムシクイ         62. ムクドリ
19. ツバメ               41. センダイムシクイS    63. ハシボソガラス
20. キセキレイ           42. キビタキ             64. ハシブトガラス
21. ハクセキレイ         43. オオルリ             番外. ドバト
22. ビンズイ             44. コサメビタキ

【備 考】
オオコノハズクは防鳥ネットに生きたまま絡まっていた。
アオバズクは食後に農道の道にて声を確認。
【雑 記】
全体的に鳥影は少ないように感じた。
???ジュリンは荒崎海岸にて確認。第一印象はオオジュリンであったが、脇の模様がなく、全体的に白っぽい感じ。まさかシベリアジュリンか、と図鑑と比べようとしていたら飛ばれてしまい見つからなかった。
夕暮れ時に学校裏にてオカPとkuinaさんが、妙に背面がグレーな謎ムシクイを見たらしく、図鑑と見比べてチフチャフに違いないと言っていたけど、真相は定かではない。
ムジセッカはウグイスに酷似している。地鳴きが「タック、タック」であったので、探してみるとウグイスらしきものが出現。でも少し小さい…媚班も少ししっかりしてるか…。鳴かないと分からないぞ、これは…。
オオコノハズクのことは以下を見てください。


さて、ここで一応、オオノコハズクの顛末を書くことにする。
彼のことは、鳥が出ずにぶらぶらしていた11時ごろにおじさんから教えてもらった。
聞いた場所に行ってみると、なるほど、フクロウ類が掛かっていた。
コノハズクかトラフズクだと聞いていたが、どうやらコノハズク類のようであった。
疲れているのか、全く動く気配はなかったが、どうやらまだ生きているようである。ネット外しに取り掛かった。
ものすごく暴れたのか、一度誰かが外そうとしたのか、彼はものすごい絡まりようを呈していた。
作業は難航したものの、ネットも鳥も無事に外すことができた(ここは重要)
そして、正体が判明、オオコノハズクであった。
喰いこんでいた頚部や翼には出血や骨折はなく、風切羽も無事なようであった。
近くの林で放鳥を試みるも、飛ぶどころか立つことさえもおぼつかなかった。これはとても放鳥できる状態ではないので、一度宿に帰り、ダンボールで休ませることにした。
いつもお世話になっている傷病鳥救護施設の人に連絡を取り、アドバイスをもらい、夜に放鳥を試みることにした。
彼は見違えるほど元気になっていた。パチッ、パチッと嘴を鳴らして僕たちを警戒している。
しかし、その夜に彼が飛ぶことはなかった。保温して再度休ませてから、翌朝に再チャレンジすることにした。僕たちは翌日には帰るため、これがラストチャンスである。
まだ薄暗い4時に起きて、人の入ってきそうにない畑を選ぶ。
彼はこちらを向いて昨夜と同じように、180度首を回して僕たちに警戒音を出す。
しかし、彼は自ら飛ぶことはなかった。
僕たちは彼を林の枝に置いてその場を立ち去った。
船の出航前に彼を置いた場所に寄ったら、すでにいなくなっていた。
飛んでいったのか、落ちてそこいらを這い回っているのか、ネコやカラスにやられたのかは定かではない。
僕たちは、このオオコノハズクをどうすべきであったのかを考えざるにはいられない。
持って帰り救護施設に…、動物の二重苦…、死ぬ運命ならばそのまんま…
しかし、知識があるのに放置するということは僕にはできない。自分の経験を信じて、最善だと思われる選択をするだけである。
このオオコノハズクが日本海を無事に渡ったことをここに切に祈る。
また、「防鳥ネット」に疑問を投げかけたい。
飛島だけでなく、毎年、多くの鳥が防鳥ネットに絡まって死亡している。霞ヶ浦周辺の件で知っている人も多いと思います。
http://www.kasumigaura.net/usr/mizukusa/Kasumigaura/pageo_2/A0553.html
本当に防鳥ネットは必要なのでしょうか?必要ならば、鳥の掛からない防鳥ネットを利用してもらいたいものです。。。
首が絡まっての窒息死、衰弱死、生きたまんま喰われるのは想像するだけで悲しいですよね。

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