左前肢の疼痛で診療依頼。中手骨付近の屈腱が腫脹していた。削蹄しても蹄に異常は認めなかった。何日か抗生物質を投与してもあまり症状が変わらなかった。
エコー検査にて外側の屈腱周囲に著しい液体の貯留を確認した。
針で穿刺してみると、白濁した貯留駅が多く出てきた。粘稠性は低いが膿汁だろう。あまり認識して来なかったが、腱滑膜炎なのであろう。
もう一箇所に針を穿刺し、そのまま生理食塩水で洗浄してみた。
外蹄への負重を軽減するように内蹄にブロックを装着し、抗生物質の投与を続けることにした。
左前肢の疼痛で診療依頼。中手骨付近の屈腱が腫脹していた。削蹄しても蹄に異常は認めなかった。何日か抗生物質を投与してもあまり症状が変わらなかった。
エコー検査にて外側の屈腱周囲に著しい液体の貯留を確認した。
針で穿刺してみると、白濁した貯留駅が多く出てきた。粘稠性は低いが膿汁だろう。あまり認識して来なかったが、腱滑膜炎なのであろう。
もう一箇所に針を穿刺し、そのまま生理食塩水で洗浄してみた。
外蹄への負重を軽減するように内蹄にブロックを装着し、抗生物質の投与を続けることにした。
最近は会議もセミナーも学会発表も全部がリモート続き。そして、昨年の日本獣医学会、獣医繁殖学分科会の優秀発表賞の授与式までリモートでした笑。
副賞で繁殖学の教科書でも買いたいな。
またも臍帯の腫瘤で連日の手術でした。
今回は臍動脈炎で、ソフトボール大の患部を丸ごと摘出。尿膜管に異常が無かったのは不幸中の幸い。
初めて1人でVest over pants縫合で閉腹してみたら、しっかり閉じられる安心感は良いけど時間かかったなぁ。臍帯の手術後はヘルニアネットの装着が良いです。
次回は far near near far 縫合を試してみよう!
和牛子牛の臍腫れで手術になりました。
エコーで臍静脈炎と診断し、手術で患部を摘出。心配していた肝臓への炎症の波及は途中でストップしていたので一安心。臍腫れの中身は膿瘍が結合組織に置換されていっているような感じでした。
子牛の肋骨骨折についての論文を執筆し、早期公開が始まりました!!色々な側面があるので、対象別に論文の骨子を簡単にまとめると以下になります。
一般の方➝「牛の腟の締めつけ、マジでハンパないんだって!」
酪農家➝「出生時、焦るべからず。骨折り損するかもよ?」
獣医師➝「気管支炎?肺炎?なんで?それ、肋骨折れてない??」
オープンアクセス誌なので、興味ある方は図表だけでもご覧いただけると幸いです!!
Perinatal rib fractures in 18 calves delivered from Holstein dams