今日は国民の権利を公使してから大学に寄り、午後から国立科学博物館へインカ・マヤ・アステカ展を見に行ってきた。
インカ・マヤ・アステカ展
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2007/inca_maya_aztec/index.html
うちの大学は科博の大学パートナーシップ制度とやらに参加しているので常設展示が学生証を提示すればいつでもタダなのである。特別展も割安で見ることができるのだから、これを利用しない手はない!
国立科学博物館 大学パートナーシップ
http://www.kahaku.go.jp/education/partnership/index.html
今回は一人だったので、初めて「音声ガイド」を利用してみた。展示は説明を読まなくちゃ理解できないが、これがあれば要所ごとに音声で説明してくれる!畑違いで何度読んでも理解できないことも、音声ならすんなり頭に入ったりする。500円はかかるが、これは利用する価値があると思った!
さて、僕は歴史については門外漢なのだが、文明展での動物探しは非常に面白い!神が動物をモチーフにされてるものや、装飾品の絵や形なども自然物・動物が取り入れられているものが多々ある。崇拝してるものや考えてが表れていて非常に興味深い。
今日はインカ文明の家畜のミイラ等が展示されていた。イヌ、リャマ、クイ。
そしてイヌはまだしも、その他のこの地方で飼われている家畜について知識が薄いことを認識した。ちょっと調べようと思った!まずは、リャマ、アルパカ、クイあたりから勉強してみよう☆
カテゴリー: よしなし事
カワウ戦士
カワウ戦士
今日は久しぶりにカワウ戦士になった。後輩の研究の手伝いで栃木までカワウのサンプリングをしに行っていたのだ。ここで、栃木周辺で有害鳥獣駆除されたカワウを延々と解剖していた。
一般に、カワウの有害鳥獣駆除は猟友会に依頼しての散弾銃で打ち落とす方法が広く行われている!
しかし今回初めて、異なる手法により駆除された個体を目の前にした(写真)。
この子は中禅寺湖の個体で、外見無傷、口から糸が出ているのが印象的であった。
話によると魚に針をつけて湖で流しているらしい。噂には聞いていたが本当にこの方法で駆除をしているとは知らなかった。
まさに「カワウ釣り」。
確かに効率と採算の面では良いかも知れない。しかし、捕まったカワウはどうなるのだろうか?苦しみながらの溺死?それとも回収して人道的な安楽死?
散弾銃での駆除も頭や心臓をやられれば一瞬で殺せるが、死なせられなかった個体は実に哀れだ。苦しみながらも死ぬならまだしも、飛べない体で水面や山中をどこかへと生きようともがき、さまよい続けることになるのだ。
駆除と聞くと、琵琶湖での有害鳥獣駆除の現場でそんなカワウを捕獲して猟師に頭をぶちぬいてもらった過去の出来事がいつもいつも思い出される。そのカワウは頭から煙をたてて死んでいった。
僕は数々のカワウの死を見てきたが、そこから何を学んだのだろうか。
それは生きようとする気持ちなのかもしれない。何かに必死に抵抗する姿勢なのかもしれない。
それらを心の片隅に、日々の課題を一つずつかたしていこう。階段を一歩ずつ登って行けば、いつかどこかにたどり着けるであろう。